POSE & BODY
私がこれ以上「ストレッチ」をしない理由
ヨガ・メディスンのシニアティーチャー、レイチェル・ランドは、本誌のYoga for Flexibility Challenge(柔軟性に挑戦するヨガ)の考案者だが、このヨガが「ストレッチ」だけを目的としたものではない理由を語ってくれた。
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多くのヨガティーチャーと同じように、私も生まれてからずっとかなり柔軟な方でした。”頭の後ろに両足のかかとを押し付けられる”ほど柔軟なわけではありませんが、常に可動域を広げることよりも、パワーと安定性を高める方に重点を置いて練習してきました。ただ実は、可動域ぎりぎりのところで深くストレッチすると、翌日には関節が硬くなり痛みすら感じてしまうのです。
このような理由から、基本的に「ストレッチ」を止めました。といっても、ただパワー系の練習をしているわけではありません。柔軟性ではなく、次の3つの点に重点を置くことにしたのです。そう語るのは、ヨガ・メディスンのシニアティーチャー、レイチェル・ランドだ。
1. 可動性を保つ
多くの人と同じように、私も起床時には体が少し硬く感じられます。朝体が硬くなるのは、夜のうちに筋膜が水分を失って硬くなり、ゲルのような性質が失われるからです。そこで、滑らかに流れるような動きをすれば、動きに合わせて筋膜がのびやかに動くようになり、軽く接着していた組織層と組織層が離れ、関節が温まって滑らかに動くようになります。朝の練習はたいてい、このような動きの制約を解き、いつもの可動域を取り戻すために、ゆっくりしたフローから始めています。波の動きようにキャット&カウを繰り返しながら関節を回転させたり、ツイストや体側を伸ばすポーズを流れるように行うようにしています。
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