ふくらはぎは柔らかい方が良い?硬くなる原因は?ふくらはぎにまつわる疑問を、足の総合病院に聞いた

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ふくらはぎは柔らかい方が良い?硬くなる原因は?ふくらはぎにまつわる疑問を、足の総合病院に聞いた

人間の、第二の心臓といわれているふくらはぎ。どういう状態だと健康なのか、日本で唯一の足の総合病院「下北沢病院」理事長で医師の久道先生にお聞きしました。

教えてくれたのは…下北沢病院理事長 久道勝也先生                              

獨協医科大学卒業。順天堂大学皮膚科入局。ジョンズ・ホプキンス大学客員助教授などを経て、米国のポダイアトリー(足病医学)に注目し、アジア初の足専門の総合病院「下北沢病院」を設立。著書に『死ぬまで歩きたい!−人生100年時代と足病医学』(大和書房)『“歩く力”を落とさない!新しい「足」のトリセツ』(日経BP)がある。

下北沢病院
『“歩く力”を落とさない!新しい「足」のトリセツ』(日経BP)

Q.ふくらはぎは柔らかい方が健康ってホント?

A.触ったときの硬さで判断するのは間違い

ふくらはぎの筋肉量が少ないとふにゃふにゃしているし、むくみがあるとぶよぶよしがち。ふくらはぎが柔らかいことは、決して「良い状態」とは言い切れません。足の健康をチエックするなら、アキレス腱の柔軟性を重視しましょう。アキレス腱が硬いと足に負担がかかるため、外反母趾や足底腱膜炎、冷え、むくみなど、さまざまな足のトラブルを引き起こす要因となります。

Q.足首の関節の柔軟性が失われる理由は?

A.アキレス腱の硬さが大きな要因

ふくらはぎの大部分をしめている下腿三頭筋とかかとをつなげているのが、アキレス腱。ここが硬いと、歩くときにスネが前に倒れずに、下腿三頭筋の伸縮が十分にできないため、ふくらはぎが硬くなってしまうんです。日常的にハイヒールを履く人も、要注意。常にかかとが上がった状態のためアキレス腱自体が短くなりますし、下腿三頭筋が伸びなくなり、ふくらはぎが硬くなりがちです。

Q.ずばり、ハイヒールはいいの?悪いの?

A.筋肉はつくけれど、アキレス腱は硬くなる

ハイヒールは常に爪先立ちの状態なので、ふくらはぎに筋肉がつくことはつきます。だけど、アキレス腱の柔軟性は失われるため、足の健康にとってはマイナス要素が多いです。ハイヒールを履くことを否定はしません。でも、毎日履いていたらそれなりに足に負荷がかかることを理解しておいた方が良いでしょう。普段は、スニーカーや足の甲がしっかりホールドされるような靴を履いて、ヒールを履くのは「ここぞという時」だけにしてみては?

また、ハイヒールを履いてキレイに歩くためには、ふくらはぎの下腿三頭筋もそうだし大腿四頭筋も鍛えることが必要。カーフレイズとスクワットは、有効なトレーニングです。

Q.ふくらはぎマッサージ、どのぐらいの強さで行うべき?

A.痛気持ちいいくらいの強さで行って

とくにヒールを履いた日は、ふくらはぎやすねの筋肉に負担がかかるので、必ずマッサージして疲れをとってあげましょう。血流を戻すイメージで、脚の下から上に向かって、痛気持ちいいくらいの強さで揉み上げていきます。ヒールで押さえつけられていた足の指も、じゃんけんのパーの形に開いて、しっかりストレッチを。その日の疲れはその日のうちに解消することが、足の健康につながり、健康寿命を伸ばすことになります。

Text by Yuki Igarashi

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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