【自律神経についてどれぐらい理解している?】自律神経を整えるために知っておきたい基本項目5つ
前のページ5つの質問、サクサクと答えられましたか?早速答え合わせをしていきましょう!
(1)自律神経には2種類あります。それは・・・
a.自律神経と、非自律神経
b.交感神経と、副交感神経
【解答】bが正解。自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経はアクセルとも言われ、活発に動きたい時にスイッチが入る神経。副交感神経はブレーキの役割で、リラックスしている時にスイッチが入っている神経です。現代人は交感神経が過敏に働きすぎてリラックスできていないという話が多いことから、交感神経が悪と思い込んでしまっている人もいるかもしれませんが、交感神経は内臓や血流、体全体を元気に動かしてくれるとっても大切な神経です。どちらが大切ということではなく、バランスよく働いてくれることが重要なのです。
(2)自律神経は、どんな働きをする?
a.脳からの指令を受けて筋肉を動かす
b.呼吸、血液循環、消化などを無意識のうちに働かせている
【解答】bが正解。aの筋肉(骨格筋)を動かすのは、運動神経。自律神経は、私たちが生きるための活動を自律して行ってくれています。
(3)自律神経の働きは年齢に伴って老化します。その年齢は
a.10代をピークに老化する
b.30代をピークに老化する
【解答】aが正解。呼吸、心拍、血圧、体温調整など、私達が生きるために必要な機能を担ってくれている自律神経の働きは、実は10代をピークに加齢とともに右肩下がりで低下するといわれています。年齢を重ねると、寝つきが悪くなった、消化力がなくなった、疲れがとれないなど、なんとなくの体の不調が増えるのも自律神経の働きの低下が原因の1つと考えられるでしょう。だからこそ、年を重ねる度に、セルフケアの意識は右肩上がりで高めていきたいですね。
(4)自律神経を整えるには
a.週に1回でもいいので、60分以上の激しい運動で負荷をかけることが大切
b.週に数回、短い時間でもよいので体を動かすことが大切
【解答】bが正解。自律神経を整えるには、規則正しいリズムで生活することが適しています。強度の強い運動を週末に行うことで、気分転換になったり爽快感があるという精神的なメリットもあるかもしれませんが、自律神経を整えるためには逆効果。急な体の変化に対応することは大きな負担になります。ジョギングやヨガなどの運動を週に数回、短時間でもよいので行う方が負担は少なく、日々の不調を少しずつ調整していくことができます。
(5)休みの日の過ごし方として自律神経に実はよくない行動は
a.弾丸で温泉旅行に出かける
b.片付けや買い物をしながら、昼寝を挟んでゆったり過ごす
【解答】bが正解。休みができたら思いっきり1日楽しんで、気分転換をしてスッキリしよう!と考えがちですが、(4)と同じく、自律神経を整えるには規則正しく大きな変化の波がない方が適しています。「1日遊び倒すぞ!」というプランは、移動の疲れ、いきなりの興奮状態、体力的な負荷、1日中外にいることで発汗や体温調整など、いつもと違う環境に対応するために自律神経が働きっぱなし。自律神経が整う旅行の楽しみ方は、活動と休憩のバランスが取れた時間を過ごすこと。旅行であれば、弾丸詰め込みではなく、1泊2日か2泊3日でゆったりとしたスケジュールを組んでみましょう。
自律神経を知って上手に休もう!
自律神経の働きは年齢とともに低下するため、日々のケアを行いながらバランスを整えていくのが大切。当たり前の事ですが、食事、睡眠、運動が何事も基本ということですね。毎日の自律神経のケアにもオススメなのが寝る前や朝のヨガ習慣。歯を磨くのと同じように習慣化していくことで、自律神経の乱れを最小限にしていくことができるでしょう。習慣化するのにオススメの1分ヨガ。ぜひお試しください。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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