『言えないことをしたのは誰?』(©さいきまこ/現代書館)
【性暴力】被害者が責められる社会の雰囲気なぜ?漫画作者が取材を通して感じた性暴力問題の“閉鎖性”
教師による生徒への性暴力について描いた、さいきまこさんの漫画『言えないことをしたのは誰?』(現代書館)。保健室の先生である、主人公・神尾莉生が加害教師と、そして「学校」という組織と闘います。本作では、被害者の心情、加害者の手口、学校の問題を描いています。インタビュー後編では、加害教師の描写で意識したことや、取材を通じて感じた「学校の問題」、現実の世界での性暴力の問題で、課題に感じていることを伺いました。※本記事には性暴力に関する具体的な表現が含まれます。
世間の誤解が多い…性暴力被害者が警察に相談するのが難しい理由とは?【専門家に聞く】
性暴力に関する報道があった際に、ネット上では「なぜ何年も経ってから言い出すのか」「警察に通報すればよかったのに」などといった被害者を非難する声が今でも見られます。被害者が加害者に対し「お礼メール」を送ったり、気遣ったりすることもあり、これらは被害後によく見られる「迎合的態度」ですが、世間の誤解はまだ残っています。性暴力の問題に詳しい、上智大学総合人間科学部心理学科准教授の齋藤梓さんに、被害者心理や二次加害の影響について伺いました。(※本記事には性暴力に関する具体的な記述が含まれます)
顔見知りからの加害が多い性暴力。どのようなプロセスで加害行為は行われるのか【専門家インタビュー】
「性暴力」というと、「見知らぬ人から突然襲われる」というイメージが強かったものの、実際には、顔見知りからの加害行為が多いことが知られるようになってきました。顔見知りからの性暴力とはどのようなプロセスで行われるのでしょうか。「性的同意」という言葉も耳にするようになりましたが、「同意のある性行為」と「同意のない性行為」の違いとは。性暴力被害者心理に詳しい、上智大学総合人間科学部心理学科准教授の齋藤梓さんにお話を伺いました。(※本記事には性暴力に関する具体的な記述が含まれます)
更年期・ジェンダー……人生の中盤戦で知っておきたい「性」の話『50歳からの性教育』【レビュー】
数年前から「性教育」が注目される機会は増えていますが、基本的には子どもに向けたもの。とはいえ、今の大人たちも性教育を十分に受けられた人の方が少ないと思います。『50歳からの性教育』(河出新書)では、更年期・セックス・パートナーシップ・性的指向と性自認・性暴力について、それぞれの専門家が50歳以降の人生で大切になってくることを綴っています。「50歳から」とありますが、もっと若い世代が読んでも気づきや発見がありました。
「自己価値が低下」「自ら被害に近づいてしまうことも」…性被害を受けた人が知っておきたい心理的ケア
性暴力被害には心身共に大きな影響があり、被害者が声を上げにくいため支援につながりづらいという現状があります。例えば、年齢が幼かったり、関係が近かったり、被害という認識が持てない場合は、「あの時、私が〇〇だったから」等と原因を自分のせいにしてしまい長い年月「自責感」に悩まされる場合も少なくありません。そうするとより一層「自分は被害者だった」という認識に至らず、現在も続く苦しみと過去の出来事を結びつけず、支援を受ける、治療を受ける機会を逃してしまうことがあります。
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