【30代・40代女性はストレスにさらされやすい】イライラや怒りの感情をうまくかわす方法

 【30代・40代女性はストレスにさらされやすい】イライラや怒りの感情をうまくかわす方法
Adobe Stock
君嶋瑠里
君嶋瑠里
2021-03-19

仕事、家事、育児を一度に抱えるこの世代。物事がうまくいかなかったり、周囲からの理解が得られないことでストレスが増してイライラをぶつけてしまうという人もいるかもしれません。ストレスを緩和し、怒りの感情をうまくコントロールするためには方法がいくつかあります。今回はその方法について紹介します。

広告

30代、40代女性が抱えやすいストレスとは?

30代、40代はとりわけ家庭や仕事のストレスにさらされやすい世代です。結婚後専業主婦になった人の中には、社会との接点が薄れたために強い孤独を感じるようになったり、ストレスの発散場所がなくイライラをどんどんため込んでしまったりというケースがよくあります。仕事を続けている場合でも、やはり独身の頃のように思いきり働くことができない人が多く、減給や職場から良い評価を受けられない等の不合理さを感じていたり、家事や子育てのストレスも男性より女性のほうに大きくのしかかり、イライラや不満が蓄積していきます。ストレスの多い環境が怒りやすい心の状態をつくってしまいます。なるべくストレスを感じない、ストレスを溜めない生活の工夫が必要となるのです。

怒りが沸き起こる脳の状態とは?

怒りが沸き起こる時、脳の状態にも変化があることが分かっています。人の感情をつかさどる扁桃体という部分が活発になると感情的になりやすく、その扁桃体のコントロール役としての前頭葉の働きが鈍くなると感情を抑えられなくなってしまいます。怒りのままつい相手にそれをぶつけてしまう人は、少しずつでいいので理性でコントロールするような習慣をつくっていくことが大切です。

怒りを起こさないための日常の工夫

1.睡眠をしっかり取ることでストレスに負けなくなる

セロトニンという脳内物質は、怒りの感情を抑制し精神を安定させる働きをします。そのセロトニンの効果を弱めてしまう1つの要因に睡眠不足があります。ストレスを感じやすい人の中には、睡眠がきちんと取れていない場合も多いです。もしも睡眠が少ないかもと感じる人は良質な睡眠を心がけるだけで変化があるかもしれません。

2.怒りが沸いてきても「何もしない」を意識する

怒りの感情が沸いてくるとつい相手に対し攻撃的な行動や言動になってしまいがちです。夫や子どもについ怒りが沸いてきたとしても「何もしない」こと。つまり行動に移さないよう意識し続ける習慣を身につけていくことで、脳が冷静さを取り戻せます。

3.頭の中が怒りでいっぱいになったら、とりあえず呼吸してみる

呼吸は副交感神経を高めて精神をリラックスさせてくれる効果があります。上述した「何もしない」ではなかなか難しいという人は、冷静さを取り戻すためにも一度目を閉じて、頭の中は何も考えないようにしてただ呼吸を繰り返してみましょう。副交感神経が高まると精神も安定し怒りの感情から離れられます。

4.栄養バランスの良い食事を心がける

日々の食事は体の健康だけでなく、精神の安定にも欠かせません。ビタミンBやビタミンD、ミネラルはイライラの抑制に効果があり、タンパク質もセロトニンをつくるためには欠かせない栄養素ですので、メニューを考える際は積極的に摂れるよう心がけてみましょう。

5.ヨガや瞑想をしてみる

呼吸を意識的に行ったり、余計な思考を手放すことはヨガや瞑想のレッスンでも行っています。さらに体を動かすことはセロトニン分泌を促しストレス緩和に効果があります。教室に直接行けなくても、今はオンラインのヨガや瞑想のレッスンがたくさんあります。ストレス緩和だけでなく、運動不足も解消したい人にはうってつけです。

最後に

今回は、30代、40代の女性に向けたストレス緩和やイライラ解消法について紹介しました。どれも日ごろの習慣づけがとても大切です。怒りを手放し、幸せな毎日を送るため今から取り組んでみてはいかがでしょうか?

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

AUTHOR

君嶋瑠里

君嶋瑠里

2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得



RELATED関連記事