心臓病のリスクを減らす?科学者が絶賛する5つのスパイス

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心臓病のリスクを減らす?科学者が絶賛する5つのスパイス

ショウガ

心臓病 スパイス ショウガ
(Photo by PIXTA)

起源
原産地は中国だが、今は世界中で栽培されている。この口の中をピリピリさせる根には甘味も辛味もあり、アジア料理で非常によく使われる。

効能
ショウガは、伝統的な中国医療、アーユルヴェーダ(インド)、ユナニ医学(古代ギリシャ、ペルシャ、アラブの医学)において、さまざまな病気の治療薬として長い間使われている。また現代科学においても、妊娠や化学療法による吐き気の予防や治療に効果があることが裏打ちされている。研究では、ショウガは消化管内での食物の通過を早め、軽い便秘や消化不良、さらに生理痛も和らげるとされている。試験管実験では、辛味や匂いの元となるジンゲロールやショウガオールなどの成分が、がん細胞を死滅させたり、増殖を抑制することがわかっている。

1日の適量
1日分は、乾燥ショウガ小さじ1/4〜1/2。吐き気を抑えたり、消化促進、便秘予防には小さじ1/8程度。毎日小さじ1〜2杯のすりおろしたショウガを生のままか、熱いお茶に入れて飲んでもよい。

摂取の仕方
ニンニクと合わせて、香り高い料理やヒーリングティーをつくろう。

おすすめの料理
● 鶏や魚のカレー
● フレッシュ・ハーブチャツネ
●スパイスラブ(他のスパイスと混ぜて肉 や魚などにすり込んで使う)
● ジンジャーハニー・ティー

チリパウダー

心臓病 スパイス チリパウダー
(Photo by PIXTA)

起源
メキシコの人々は、8000年も前から赤唐辛子を食べていた。15世紀になってようやくクリストファー・コロンブスと乗組員が唐辛子を発見し、ヨーロッパにもたらされた。その後、ポルトガルの商人がインドに持ち込み、唐辛子はすぐに欠かせない食べ物となったといわれる。唐辛子は世界中で栽培されているが、今はインドが主要な生産国となっている。

効能
唐辛子は、乾燥させたホールか、挽いたチリパウダーの状態で売られている。熱を産生するカプサイシノイドという成分が含まれており、その主成分としてよく研究されているのがカプサイシンだ。「唐辛子が辛いほど、カプサイシンの含有量も多い」とクリシュナプラ・スリニヴァサン博士は言う。インドのマイソールにあるインド中央食品技術研究所の主任科学者だ。カプサイシンには抗酸化と抗炎症作用があり、多くの面で私たちの体を守ってくれる。たとえば、コレステロールを下げて、心臓病やコレステロールが原因の胆石のリスクを減らす効能がある(スリニヴァサン博士は、唐辛子を多く摂取するインド人は他国の人々に比べて胆石になるリスクが低い、と語る)。また唐辛子は満腹感をもたらし、一時的に新陳代謝を上げるので、健康的な体重維持にも効果がある。『Appetite』誌の調査によると、スパイシーな食事やカプサイシンのサプリメントを摂取した後は、辛くない食事や偽薬を摂ったときに比べて、エネルギー摂取量が74kcalも少なかったという。たいした量に思えないかもしれないが、数回食事をすれば、その数値は加算されていく。
またチリパウダーは、食べ物の栄養吸収も高めてくれる。「腸の中にある絨毛という栄養を血流に運ぶ細い毛状の組織が大きくなり、ビタミンの吸収が高まるのです」とスリニヴァサン博士は説明する。

1日の適量
はっきりとはわかっていないが、インドでは、他の唐辛子を好んで食する地域の5~10倍の量が使われているとされる。スリニヴァサン博士は1日の量として、小さじ1/2から3/4を数回の食事に分けてふりかけることを勧めている。これは乾燥唐辛子の2~4本分にあたり、インド人の平均摂取量の半分だ。

摂取の仕方
風味のいい料理に辛味を加えよう。

おすすめの料理

● アジア風スープ
● ダルやレンティルなどの豆料理
● 網焼きの肉料理
● トマトベースのカレー

Text by JANIS JIBRIN,RD
Translated by  Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.53掲載 

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