【生理前に起こる肌荒れ】ずっと同じケアはNG!生理周期に合わせた正しいスキンケアとは【医師監修】

 【生理前に起こる肌荒れ】ずっと同じケアはNG!生理周期に合わせた正しいスキンケアとは【医師監修】
yurina
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2021-06-15

ホルモンバランスによる肌荒れだから、と諦めてはいませんか?ホルモンバランスによって肌がどのように変化していくかを理解することで、その肌荒れに合ったスキンケアの選び方ができるようになります。意外と知らない、生理期別のスキンケア方法をご紹介します。

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生理前、生理中に肌荒れが起こりやすく悩んでいませんか?

女性ホルモンバランス変動によって皮脂分泌量が変わるため、肌荒れがしやすい時期、しにくい時期があります。それを知った上で正しくケアできれば、生理前の肌荒れを軽減できる場合もあります。

生理周期に合わせたスキンケア

ご存知の方も多いと思いますが、ホルモンバランスというのは主にエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンのバランスで決まります。

エストロゲンは子宮内膜を厚くして、妊娠に備えるためのホルモン。そしてプロゲステロンはそのエストロゲンの働きによって厚くなった子宮内膜を
柔らかく維持して妊娠しやすい状態にします。このそれぞれのホルモンの働きが肌状態にも関わってくるのです。

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ではその働きが肌にどのような作用をするのかも含め、生理周期を4段階に分け、それに合ったスキンケアをご紹介します。

生理後7〜10日間:肌状態が最もいい状態の時

生理後の卵胞期は生理が終わった7~10日間。

卵巣の中にある卵胞が成熟し、卵胞ホルモン(エストロゲン)がたくさん分泌され、子宮内膜が厚くなっている時。

この卵胞期では、肌の状態は水分量もあり、弾力ができ、毛穴も引き締まります。

艶やかで最も良い状態となります。

化粧水、美容液、乳液は通常通り行ってOK。加えて、スペシャルケアをするのがオススメ。

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肌が丈夫な状態の時なので、スクラブなど古い角質を取り除くケアをすると肌の生まれかわりを促してくれます。

またよりハリツヤをもたらしてくれる美容液やフェイスマスクなども効果が現れやすいです。

排卵期3〜4日間:肌の油分が多くなる時

排卵期の期間は卵巣から子宮に卵子を排出する時です。

排卵期はエストロゲンが高いまま、プロゲステロンも生成し始めるため肌の油分量も増えてきます。

この時期は乳液やクリームなど油分を含むものは軽めに、クレンジングや洗顔は毛穴に皮脂を残さないようなタイプを使うことがおすすめです。

ここでスキンケアの油分量を過多にしてしまうと、肌荒れの種ができてしまいます。

生理前10〜14日間:水分が減り、敏感になっていく時

生理前の黄体期は子宮内膜をより厚くするためにプロゲステロンがさらに上昇します。

胸のはりや痛み、便秘などの不調に悩まされ始めます。便秘になってしまうのも吹き出物の要因の1つ!排出できないものを肌から排出しようとするからです。

ホルモンはエストロゲンが下がるため乾燥しやすくなり、プロゲステロンの影響で吹き出物、シミやソバカスができやすくなります。また、体温が上昇するので、むくみやすく体の巡りが悪くなるためくすみやクマも目立ちやすくなります。

この時期のスキンケアは化粧水をいつもより多めに、美容オイルではなく美容液(水溶性のジェル状のものなど)を使うことがおすすめです。

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肌はとても敏感になっているため、肌に刺激のないクレンジングを使用したり、落としすぎて乾燥を招かないようにしましょう。

月経期3〜7日間:肌トラブルが起きやすい、悪化しやすい時

生理がやってくるとプロゲステロンとエストロゲンが急激に下がります。

この生理期間の数日は肌は引続き敏感で、肌のトラブルも不安定な状態も続きます。ここで間違ったケアやケアを怠ると生理前に荒れ始めていたものが悪化してしまいます。

生理の始まりの時期は引き続き、刺激のないクレンジングでしっかり洗うケアをすることが一番です。そして化粧水と乳液のシンプルなケアを。

もし肌が荒れてしまっていてもこの時期には大きくスキンケアを変えたり、特別なケアは返って刺激になりかねないので普段のケアをして肌の様子をみていきましょう。

生理によって変動するホルモンバランス。ホルモンバランスによって引き起こされる生理。

どちらが表現として正しいかわかりませんが、自分の生理周期だけでなく、それに伴うホルモンバランスの働きを知っておくことで、肌に何が起こるのか事前にわかります。そしてその起こることに対し予防ケアをしていくことで肌荒れに悩まされないサイクルにしましょう!

ぜひ次の生理サイクルから意識してみてくださいね!

医師監修/吉岡容子先生

医療法人容紘会高梨医院副院長  皮膚科・美容皮膚科医師。東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設。副院長として勤務している。

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美容専門学校を卒業後、更にカナダの美容専門学校へ留学。カナダ滞在中にメイクアップアーティストとしても活動。 もともと自身の肌が弱いことと世界旅行が趣味ということもあり、オーガニックコスメに魅了され、帰国後オーガニックコスメのセレクトショップで働きながら化粧品成分、オーガニックコスメについて学ぶ。オーガニックライフを送る中で、自分の生き方とヨガが通ずるものがあると感じ、ヨガインストラクターの資格を取得しにハワイへ。フリーのヨガインストラクターとして現在名古屋・岐阜を中心に活動中。



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