「我が子が可愛く思えない…」の背景にあるものとは?臨床心理士が解説する【ボンディング障害】

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「我が子が可愛く思えない…」の背景にあるものとは?臨床心理士が解説する【ボンディング障害】

南 舞
南 舞
2021-01-21

「自分の子どもは可愛いと思うもの」と思うのが当たり前だと思われている一方で、「わが子が可愛いと思えない」という人がいます。そういった背景に【ボンディング障害】というものがあるのを知っていますか?

ボンディング障害とは?

出産によって新しい命が生まれてきた後、お母さんは子どもに対して「可愛い」「守ってあげたい」といった気持ちを抱くと思います。こうした親が子どもに対して抱く気持ち、情緒的な絆のことを【ボンディング】と呼び、母性を獲得するのに大切なものだといわれていますが、何らかの原因で「わが子が可愛く思えない」という気持ちになる人もいます。こうした自分の子どもに対して愛着や関心が持てない状態は【ボンディング障害(不全)】と呼ばれます。多くの場合は出産した直後に子どもに対してボンディングを築きますが、一方で、母性的な感情が芽生えるのに時間がかかる場合が15%から40%あると言われているのです。こうしてみると意外と多いですよね。ボンディング障害の可能性が疑われる症状として、

①子どもを抱く、授乳するなどの養育行動ができない、泣いていても反応しないなど、子どもに対して無関心な様子である

②『かわいいと思えない』『育てる自信がない』など、子どもに対して拒絶する様子が見られる

③子どもの様子にイライラし、怒鳴ったりしている

といった3つの状態が考えられています。

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