ヨガ業界が落ち込む一方に感じてる?ヨガ講師としての目的を明確にしてくれる6つの問いかけ

 ヨガ業界が落ち込む一方に感じてる?ヨガ講師としての目的を明確にしてくれる6つの問いかけ
ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガティーチャーであり、作家でもあるバリー・リスマンが、ヨガコミュニティが個別にそして集合的にどのように復興できるかについて考えるべき時が来た理由をシェアします。

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今、ヨガティーチャーたちはこれまでに無いくらい、世界中で必要とされています。しかし、変化するヨガ業界の緊迫した状態に簡単に巻き込まれてしまいます。どうすれば恐怖や不安を乗り越えて前進し、自信と明晰さを分かち合うことができるでしょうか?

今日、私たちの多くは、かつてのヨガの世界を悼む瞬間がたくさんあります。以前は対面コミュニティに積極的に参加することで、志を同じくする人々とつながりを築き、ヨガのプラクティスを続けるモチベーションとなっていました。ここケベックでのリトリートシーズン、夏の間中ずっと自分の(SNSの)フィードには過去のイベントの思い出がポップアップで表示され続けていました。世界中のヨガスタジオがゆっくりと再開され始め、数多くのヨガティーチャーがどのように、いつ、どこで対面クラスを再開させてよいものか、と私に質問を投げかけています。非常に多くの質問が寄せられますが、明確な回答が用意できるものはほとんどありません。

世界中のヨガティーチャーのメンター、ヨガエデュケーター、作家として、バリー・リスマンは、今こそヨガの原則を適用する絶好のチャンスだと述べています。深く考え、自らを探求することで、ヨガティーチャーたちはなぜ、そして何を提供しているかを明確にすることができます。その目的は、自らの心の奥底にある意思を再認識し、自分そして生徒たちのために強い意志を持って目標を思い描くことです。
世界中のヨガティーチャーのメンター、ヨガエデュケーター、作家として、バリー・リスマンは、今こそヨガの原則を適用する絶好のチャンスだと述べています。深く考え、自らを探求することで、ヨガティーチャーたちはなぜ、そして何を提供しているかを明確にすることができます。その目的は、自らの心の奥底にある意思を再認識し、自分そして生徒たちのために強い意志を持って目標を思い描くことです。

複数の大手スタジオや企業経営のスタジオが閉鎖するのを目にしてきましたが、一方でサスティナブルではない一過性のチェーン店やひたすらティーチャー資格取得を目的としたようながようやく淘汰されていることに私は正直ホッとしています。そして同時に苦境に陥っているローカルの小さなヨガスタジオを思うと心が痛みます。かつて私自身も近所のヨガスタジオを経営していました。その実体験を通じて、対面コミュニティをサポートするコミットメントと犠牲、そして生徒たちの人生にもたらす計り知れない価値についてよく理解しています。

ヨガの世界が落ち込んでいることは否定できません。そして、私たちの社会、また人生においてもおそらくそれは同様です。しかしある意味、この状況はヨガにとって完璧なる時にも思えます。ヨガから何かを学ぶ時、私たちは変化し、進化し、シフトし、挑戦から勝利をおさめることができます。私たちは皆、より強く、よりヨガプラクティスにコミットできると信じています。そして見た目だけではわからない、側面的な物事の見方に生徒たちは気づくでしょう。しかしそのためには私たちは深く追求する必要があります。今こそ、私たちの内外で何が起こっているのかをよく観察するときです。今こそ私たちは個人的に、また集合的に何を創造したいか、どのように灰から蘇りたいのかを明確にするときです。

ヨガ業界の未来は確かではありませんが、ヨガに未来があることは確かです。そして、その未来は私たちから始まります:必要なのは私たち自身の決意、コミットメント、献身、意図、そしてビジョンです。

私は、この数ヶ月間を切り抜けるために助けとなったプラクティスをそれぞれシェアしてくれた多くの友人たちのことを想っています。あるティーチャーは、愛する人を新型コロナウィルスで失い、心揺さぶられました。何十年も続けてきたように、本能的に彼女はクッションを手に取り、ナーディ・ショダーナ・プラーナヤーマ(気道を清める呼吸)のプラクティスを始めました。すぐに彼女の状態は変化し、その瞬間のニーズに答えることができました。私が最近行っているバガヴァッド・ギーターのコースに参加しているある生徒は、美と善の存在を意識するプラクティスにライフライン(生命線)を見出しました。それによって希望を見い出し、不安な心を落ち着かせてグラウンディングすることができています。

ヨガ業界の未来は確かではありませんが、ヨガに未来があることは確かです。そして、その未来は私たちから始まります:必要なのは私たち自身の決意、コミットメント、献身、意図、そしてビジョンです。

そう、ヨガの新たなパラダイムが出現し、それは私たち一人一人の行動によって始まります。 自分たちのためにこの困難を乗り越えなければなりません。

あなたのビジョンと目的をハッキリさせ、今こそプロセスを開始しましょう

今こそ、自分は何に呼ばれているのか、何に寄与すべきかを自問自答し、探求しましょう。今、私たちはヨガが人生にもたらす意味に触れ、それを役立てることができます。私たちの未来を創造するため、自らのニーズと価値を明確にし、心の奥底にある意思の持つパワーを今一度認識しなければいけません。

ロックダウン中もその後も、自己への問いかけやディアーナ(瞑想)は内なる欲求とヨガコミュニティ全体にどのように貢献したいかを知るためのパワフルな方法です。ここで紹介する6つの質問を日記に書き留めれば、このプロセスを開始する手助けとなるでしょう:

過去6か月間、あなたが最も支えられたプラクティスは何でしたか?

変化が多く、不確かなことばかりの今、変わらないものは何ですか?

あなたが見つけた変わることのない真実は何でしょうか?

ヨガマットの上で学んだレッスンで、挑戦に立ち向かう際に助けとなったことは何ですか?

あなたの生徒たちはヨガが今彼らにとって何からのサポートとなっているかどうか話していますか?そしてあなたが提供する内容にそれらをどんな風に反映できますか?

教えてくれたのは…バリー・リスマンさん
バリー・リスマンさんはEvolving Your Yoga: Ten Principles for Enlightened Practiceのベストセラー著者である。The Power of You: A 30-Day Online Program for Teachers to Unleash Your Authentic Voiceを含む彼女のオンラインプログラムに関するより詳しい情報は barrierisman.comをご覧下さい。

ヨガジャーナルアメリカ版/「Feel Like the Yoga World is in Free Fall? Here, 6 Questions to Help You Get Clear on Your Purpose as a Teacher

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By BARRIE RISMAN
Translated by Hanae Yamaguchi



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世界中のヨガティーチャーのメンター、ヨガエデュケーター、作家として、バリー・リスマンは、今こそヨガの原則を適用する絶好のチャンスだと述べています。深く考え、自らを探求することで、ヨガティーチャーたちは