「やる気が出ない…」の意外な原因とは?臨床心理士が提唱|やる気を出すための簡単な行動
行動が見つからない時の対処法
気分を改善する行動が見つからない時は、以下を参考にしてください。
*これまでやったことがあるもの
*以前やっていて最近やらなくなってしまったもの
*今までにやったことがないもの
*いつかやってみたかったもの
たとえば、昔好きだった漫画を読む、以前やめてしまったギターを弾く、しばらく会っていない友人にメールしてみる、いつかやろうと思っていたブログを始めてみるなどです。何か思い浮かんだものはあったでしょうか?やる気とつながっているもの、気分を上げてくれる行動は見つかりましたか?
今回考えたものをリスト化し、実践してみましょう。その際に、実現可能なもの、すぐ身近にできそうなことを選びましょう。もしハードルが高いものでしたら、小さく分けてみることでやりやすくなります。例えば、ギターをうまく弾きこなすことが大きな目標なら、「コードがうまく抑えられるようになる」、「1曲弾けるようになる」など小分けにしてみます。どの行動がどのくらい気分を改善するかは実行してみないと分かりません。「実験」してみるつもりで、どのくらい気分が変化するか確かめ、気分を改善する行動のレパートリーを増やしていきましょう。
ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。https://cbt-yoga.com
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