鍛えたいのは「先輩力」相手を受け入れるヨガ的後輩マネジメント術

 鍛えたいのは「先輩力」相手を受け入れるヨガ的後輩マネジメント術
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伊藤香奈
伊藤香奈
2018-07-19

ヨガを日常に活かす、といっても実際どんな時に取り入れられるんだろう?例えば新しく入ってきた後輩や、部下とのコミュニケーションにおいても、ヨガの考えや、ヨガから自分が体感してきたことを活かせそう。あなたも相手も心地よい、ヨガ的マネジメント術とは?

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強みを見つけ、苦手を受け入れる

ヨガのレッスンでは「良し悪しをジャッジせず、ありのままを受け入れる」ということをよく言われますよね。「このポーズができないのがいけない」「呼吸に集中できない自分はダメ」というように、良いか悪いかを判断するのではなくその状態を受け入れるというのが、ヨガの教えの1つ。仕事においては、自分の働きにおいてもそうだし、後輩や部下に対してもジャッジをすることを手放して、相手の状態を観察することに意識を持ってみましょう。
相手の得意なところは、相手に伝えてもっとその能力を伸ばすことをサポートする。苦手な仕事ももちろんあるだろうけど、できないポーズを根気よく練習するのと同じく、何度でもトライさせる。「同じことを何度も言わせないで!(怒)」なんて思わないで。それも彼らの個性なのですから。
苦手な仕事、できない仕事があるからといって、「コイツは使えないやつだ!」なんて判断をくだすのは、ヨガ的マネジメントには、1番必要のないことなのです。すべては、個性でしかないのですから。

今日の状態を観察してあげる

ヨガで毎日同じポーズをしていると、日々自分の体は同じではなく、心の状態も体の状態も変化しているのを体感していると思います。それはきっと、後輩たち、部下たちの心の状態やモチベーションも同じことなのです。だからこそ、気分屋さんだとか、感情の波が激しいから扱いづらい、というジャッジをしている自分がいたら、その感情を手放しましょう。毎日の相手の状態を丁寧に観察して、今日必要な言葉をかけてあげたり、必要に応じて手を差し伸べてあげることがヨガ的マネジメントなのです。

まずは自分のマネジメントあってこそ

ヨガ的マネジメントの基本は、相手のために、という視点や、自分を犠牲にしてまで何かをする、ということではありません。ヨガの学びを通して、自分という存在を慈しみ尊く思う気持ちや、変化や状態を受け入れる術を身につけてくるにしたがって、相手の中にも存在するそういう気持ちを大切に扱ってあげたい、という想いが自然と生まれてくるのではないでしょうか。

 

ヨガ的マネジメント術を身につけるには、まず自分のヨガの学びを深め、自分をマネジメントすることから始まるのです。

 

 

 

 

 

 

 

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