コロナ禍でのハワイ在住ヨガインストラクターの実情|二人のインストラクターにインタビュー

 コロナ禍でのハワイ在住ヨガインストラクターの実情|二人のインストラクターにインタビュー
Yoga Instructor : Mizuho (left), Momoko (right)
寺岡早織
寺岡早織
2020-08-20
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ーーロックダウン中のライフスタイルはどのようなものでしたか?

毎日ヨガの練習と瞑想をしていました。まず、有り余る時間をヨガの勉強に費やすことにし、日本からのオンラインでのワークショップにも参加しました。学んだことをすぐ次のクラスに生かし、参加した方からフィードバックをもらい、また勉強をする、というサイクルでモチベーションがますます高まっていきました。

さらには、英語や勉強のために英語で日記を書いていましたが、これが自分を客観的に見つめるのにとても役に立ちました。安定していると思っていた自分の心が、実は毎日少しずつ変化していて。長いロックダウン中、モチベーションを維持することが難しい時もありましたが、「変化があることも何ら問題ない」と受け止められるようにもなりました。

外出禁止の中でもアウトドアのエクササイズは許可されていたので、プライベートの時間には海沿いのランニングや山へのハイクなど自然の中へたくさん足を運びました。ハワイの自然からのエネルギーは、ロックダウン中の先の見えない不安を癒してくれました。

ーーコロナ後の目標について教えてください。

コロナ前には「ビーチヨガが人生初のヨガ」という人にたくさん出会いましたが、「日本に帰ってからもぜひヨガを続けてください」と声を掛けていました。今はオンラインのクラスという選択肢ができたことで、クラスを今まで以上に受けやすくなり、ますますヨガ人口が増えていくこともとても楽しみです。ハワイが今後観光客を受け入れを再開してからも、引き続きオンラインクラスを続けて行く予定です。「ヨガ=繋がり」という言葉の通り、ハワイと日本との架け橋となれたらと思っています。

ヨガ以外では、環境保全の活動に力を入れて行くつもりです。外出期間中にハワイの雄大な自然に触れて、改めて自分の住む地球を護りたいという気持ちが大きくなりました。これまでもビーチクリーンアップをしたり、Sustainable Coastlines  Hawaiiという海洋環境保全団体の活動に参加したりしてきましたが、さらに脱プラスチック生活へ向けてライフスタイルを見直している最中です。

このパンデミックは世界中の人の価値観を大きく変える出来事だったに違いありません。私自身にとってはいろいろな側面から自分自身と向き合う時間となり、今後の人生観が大きく変わる経験でした。

ヨガの知恵を活かして困難な状況に立ち向かう

海外で生活していくだけでも大変なのに加えて、コロナの影響で職を失うという困難な状況にある中でもヨガの知恵を活かし、力強く前を向いているお二人にポジティブなエネルギーをシェアしていただけて心から感謝しています。

 

ライター/寺岡早織
2003年からヨガを始め、その後ピラティスを始める。2010年BASIピラティスインストラクター資格(マット、マシン)を取得し、ピラティス指導を開始。結婚を機に2013年ハワイに移住し、その後もピラティス指導を続ける。2015年よりハワイでの日本人向けRYT200の解剖学講師を務める。2018年よりヨガ・ピラティスインストラクターに特化したプロフィール写真のカメラマンとしても活動を開始。趣味は絵を描くこと。Instagram (ピラティスアカウント):@saori_pilates、Instagram(ハワイ写真アカウント):@saori_hi_photography

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