有害成分が海を汚しているって知ってる? 安心安全な「日焼け止め選び」6つの新ルール

 有害成分が海を汚しているって知ってる? 安心安全な「日焼け止め選び」6つの新ルール
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湊亜弥子
湊亜弥子
2019-06-24
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ルール③「ナノ成分」は海にも肌にもNG

パウダーやスプレータイプなどでよく見かけるようになった「ナノ成分」。肌への密着度を高めて「落ちない」を叶えるるために超微粒子化された「ナノ成分」ですが、サイズは毛穴よりも小さな極小粒子なので、肌から経皮吸収されるなどの危険性が指摘されています。もちろん、海洋環境や生き物にとってもNGなので、「ノンナノ」タイプを選びましょう。また、最近は便利なスプレータイプの日焼け止めが増えていますが、こちらも粒子が細かく、体に吹きかけるときに海やビーチに飛び散って環境を汚すことにもなるので、スプレータイプも使わないように。

ルール④SPF値=紫外線防御力&刺激のバロメーター

日焼け止めを選ぶとき、一番の指針といってもいい「SPF値」や「PA値」。SPFは「Sun Protection Factor」の略、短時間で肌に赤みや炎症を招くUVB(紫外線B波)を防ぐ効果指数のことです。肌が赤くなるまでには個人差がありますが、「20分後に赤くなる=1」として、SPF10では20分×10=200分(3時間20分)、SPF30では600分(10時間)効果が持続するとされます。ただ、SPF値が高ければ高いほど、お肌にも海にも刺激が大きくなるのも事実。そのため、紫外線対策先進国のオーストラリアではSPF30以上の表記が禁止になっていて、日本でもSPF50以上の表記が禁止されました。3時間はまだしも、10時間も海にいることはほとんどないはず。SPF値の高さで選ぶより、お肌と海に安心なもので、必要なら塗り直すような使い方をオススメします。

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