神聖なエネルギーで満ちる「3つのパワースポット」に行ってみよう!【石垣島ヨガ便り♯9】
「石垣島」パワースポット③:観音堂
島人たちが、初詣に訪れるのが富崎にある観音堂。
観音堂は海の前にあるお堂。海から続くようにある、石畳の階段を昇っていきます。その階段の両脇には、南の島の植物たちが出迎えてくれます。海を臨むこの観音堂は、島人たちの海との生活を見守ってきた場所。観音堂から見えるのは、人の営みと偉大な海、その両方。人と自然の境界線を優しく映し出しています。
石垣島に息づく聖なる力を支えているのは、人々の祈りではないでしょうか。石垣島には、昔ながらの伝統や信仰心、祖先崇拝が、今なお活き続けています。神様との約束である祭事を大切にし、その日取りの定められた旧暦を基本としています。日々の生活の中にも、それは常にあります。仏壇に手を合わせること、神様の花を摘むこと、魔よけのサンを作ること、御嶽(おん)に立ち寄ることなど、日々の行動、言動の中に神様が存在しているように思うのです。もちろん、島人の中には、「あまりそうゆう迷信は信じないよ」という人もいます。
けれど、そんな人も、昔からの習わしを忘れずにやっています。単に好き、嫌い、という好みで伝統や島の精神性が守られているわけではなく、長い年月と人々の命、想いが繋がり、受け継がれているということ。ここ石垣島は、そんな人々の想い、祈りが、今なお繋がっている地です。
だからこそ、旅で訪れたときにも、そのエネルギーや神聖さを享受することができるのだと思います。もし、石垣島の御嶽(おん)を訪れる時、その繋がってきた祈りを一緒に感じてください。単にパワースポットを巡るだけ、時間的に切り取られたエネルギーチャージだけではなく、そこにあなたの想いも重ねてみてください。人々が繋いできた祈りに感謝と畏敬の念を、そしてそこに自身の祈りを繋げていってください。ヨガとは、サンスクリット語で繋ぐ、結ぶという意味。インドから離れたこの南の島にも、石垣島ならではの結び=ヨガを感じずにはいられません。
長島千比呂
定期的に南インドに渡印し、高名なヨガマスターであるSwami Santhiprathadaに師事、インドの伝統的なヨガのスタイル、SivaRajaYogaを学ぶ。kSaNaYogaSchool を主宰し、SivaRajaYoga をはじめ、SwaraYogaや、KriyaYoga などインド伝統ヨガを日本に伝えている。2015年から沖縄石垣島へ移住し、YogaRetreatVillage, kSaNaを開設。国内外でのヨガリトリートに力を注いでいる。
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