石垣島の「山ヨガ」でエネルギーチャージ【石垣島ヨガ便り♯4】

石垣島ヨガ便り ♯4

石垣島の「山ヨガ」でエネルギーチャージ【石垣島ヨガ便り♯4】

自由が丘、たまプラーザ、そして石垣島で展開する人気スタジオ「クシャナヨガ」。主宰の長島千比呂先生が過ごす、石垣島でのヨガのある暮らしとは? 憧れの島暮らしの様子を連載形式でお届けします。

意外に知られていない、石垣島「山」の魅力

石垣島というと「海!」が真っ先に浮かびますが、島の魅力はそれだけではありません。山もマングローブも、滝もある、自然の宝庫なのです。移住前に、石垣島を愛してやまない島人の先輩が島内をぐるりと一周案内してくれた際に、「この島には可能性しかない!」と力説していました。今回は、そんなポテンシャルたっぷりの石垣島から、山ヨガのお話しです。

長島千比呂
今回ご紹介する野底岳(マーペー)にて

東京に住んでいた頃には、山登りの経験がほとんど無かった私ですが、石垣島の山にすっかり魅了されてしまいました。もちろん小さな島なので、高い山や峰々が連なるような山脈は存在しません。けれど、山頂からは島の緑や畑、街並み、その先の海までが一望できます。その絶景と引き換えに、周りを海に囲まれた現実、自分の限界を知らしめられます。そこが、島の山の魅力。海に浮かぶ島の往来には、飛行機や船といった何かの、誰かの力を借りなければならないことを痛感します。自分の小ささや孤独と同時に、誰かとの繋がりを感じさせてくれる瞬間です。

長島千比呂
石垣島での山ヨガ

石垣島の絶景「野底岳(マーペー)」は、恋の山

おすすめの山が、地元の人々からも愛されている「野底マーペー」です。マーペーは最短コースだとなんと15分で頂上まで登れてしまいます。時間は短いですが、道程は登山道なのでサンダルでの登頂はおすすめしません。その手軽さにも関わらず、素晴らしい山頂からの眺め。そして頂上に立ち並ぶ岩々といつもよりも近い空、日常とは別世界がそこにはあります。

長島比呂
マーペーは、頭頂まで最短で15分ほどで登れます

この頂上の岩には、悲恋の言い伝えがあります。琉球王朝時代、黒島には人々を他の島へ強制移住させる法がありました。その習わしによって、ここ石垣島の野底に連れてこられたマーペーという女性がいました。黒島にいた恋人と離ればなれになってしまったのです。悲しくて彼のことを想い、彼の住む黒島を一目でも見ようと、この「野底岳」に登りました。山頂に登ったものの、その方角には沖縄県一高い「於茂岳」がそびえ立ち、島の姿を見ることさえかないませんでした。途方に暮れたマーペーは、そのまま祈る姿で岩になったと言うことです。それからというもの、山の名前は今でもマーペーと呼ばれています。

このマーペーの山頂は、巨大な岩や神秘的な形をした岩がゴツゴツと並んでいます。その中の一つに、今でも祈りをささげているマーペーがいるのかもしれません。人の祈りや、心の底から湧き上がる想いは、とても強いもの。時空さえも超えたその想いを宿していることが、今なお人々を惹きつけ、愛されている理由のひとつかもしれません。

身体や心に疲れを感じたら、山ヨガで癒しとエネルギー回復を

自然の中でのヨガをやるポイントとして、「海は浄化」、「山はエネルギー回復」に良いとされています。癒しを求めている方や、「身体も心も充電したい!」という時におススメです。

山や森でのヨガには、内にエネルギーを感じるプラクティスが適しています。立位や座位にこだわらず、自分が土台を感じやすいポーズが良いです。例えば、柔軟性ばかりにフォーカスしやすいハヌマーンアーサナも、開いた両脚でしっかりと地面を押しています。土台が安定し、頭頂や指先まで伸び、エネルギーがいきわたるのを感じてみましょう。いつもより、指先がピーンと伸びたら、それがエネルギー循環の回復サインのひとつ。

あ
ハヌマーンアーサナ

また、マーペーのようにゴツゴツした大きな岩の上では、ムーラダーラチャクラが活性化します。このチャクラが乱れ、エネルギーが枯渇していると、身体がぐらついたり、心に迷いや不安がやってきます。自分の「根っこ」や「土台」を見出すことで、このチャクラは安定します。その岩肌にあったポーズをチョイスし、丁寧に土台を感じていきます。身体の重みがそのまま岩に伝わり、大地との一体感をもたらす体験をしてみてださい。

長島千比呂
青鷺のポーズ

さらに、先のプラクティスに進めそうであれば、チャネライゼーションというエネルギーコントロールへ。吸う息で眉間の奥から背骨のラインを通り尾骨、吐く息で尾骨からムーラダーラチャクラ会陰部)に向かって、意識を向けます。ヨガでは意識の向かう先にエネルギーが流れるとされています。ムーラダーラチャクラが整うと、身体や心に安定がもたらされ、集中力や持続力、忍耐力がアップします。

身体のだるさ、ネガティブな気持ちや心の疲れなどは、エネルギーの枯渇からくることも多いです。ぜひ、エネルギーチャージに山や緑の中でのヨガをトライしてみてください。

長島千比呂
山ヨガでエネルギーチャージ!

長島千比呂
定期的に南インドに渡印し、高名なヨガマスターであるSwami Santhiprathadaに師事、インドの伝統的なヨガのスタイル、SivaRajaYogaを学ぶ。kSaNaYogaSchool を主宰し、SivaRajaYoga をはじめ、SwaraYogaや、KriyaYoga などインド伝統ヨガを日本に伝えている。2015年から沖縄石垣島へ移住し、YogaRetreatVillage, kSaNaを開設。国内外でのヨガリトリートに力を注いでいる。

RELATED関連記事

All photosこの記事の写真一覧

長島比呂
長島千比呂
長島千比呂
あ
長島千比呂
長島千比呂
facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する