「大切なのは続けること、地道な継続で道が開けました」|西畑亜美さんの転身ストーリー
――2つの別れを機に人生のリスタートを決意して臨んだRYT200。取得後、どんな変化がありましたか?
スタジオ専属のヨガ講師からフリーランスになり、自分で働き方を選ぶようになりました。幸運にも「オハナスマイルヨガスタジオ」でレギュラーレッスンが決まり、きっかけは佐久間涼子先生からの推薦です。先生のレッスンに参加し続け、学ぶ姿勢を評価していただいたようで、嬉しかったけど私で務まるか不安でした。でもせっかくのチャンス、代行クラスからスタートし今では3クラスを担当しています。私の教えるヨガは、体の軸を意識してしっかりと動くスタイルが特徴。私自身が心身共に弱っていた時期にヨガを始め、ヨガで人生を切り開く強さを身に付けたので、体から心を変えるヨガを伝えています。会社員としての3年間はとても長く感じましたが、ヨガ講師になって今年であっという間に9年。時間の流れが早いのは、好きなことを夢中で楽しめているからだと思います。
――企画営業の仕事で身に付けたスキルで、ヨガ講師に活かせていると感じることはありますか?
仕事相手に対するコミュニケーションスキルは、ヨガ講師になった今も役立っています。前職では、顧客のニーズを把握する力と、それを的確にデザイナーに伝える力が求められ、厳しい納期の中で気持ちよくスタッフに仕事をしてもらうには、物の言い方や伝えるタイミングにも気を付けていました。ヨガ講師になってからは、生徒さんと積極的に会話をしてクラスに求めることを理解し、体の状態や表情を観察しながら一人ひとりに適したアジャストや言葉掛けをするように心掛けています。コミュニケーションを重視するのは、生徒さんと友人のような親密な関係を築くためではなく、生徒さんファーストのクラス作りをするためです。レッスン後のプライベートなお誘いはとても嬉しいですが、私はあえてお断りするように。みんなと食事に行くなどの“オプション”ではなく、純粋に私のヨガを好きになってもらい、ヨガで選ばれる講師になりたい。それが長くクラスに足を運んでもらうリピーターを増やすコツだと思います。先生と生徒の関係性の中で、最大限相手の満足度を追求していきたいです。
また、働く人の心身の疲労度や、仕事の合間にレッスンに通う大変さが理解できるのは、自分が同じ経験をしたからこそ。夜のクラスは、仕事終わりで疲れている方が多いので会話は控えめに。自分自身と向き合い浅くなった呼吸を深めるクラスにするなど、働くヨギに寄り添うときにも会社員だったファーストキャリアに感謝します。
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