女性が海で心身を浄化する日「はまおり」とは?【石垣島ヨガ便り♯6】

 女性が海で心身を浄化する日「はまおり」とは?【石垣島ヨガ便り♯6】
石垣島ヨガ便り ♯6
長島千比呂
長島千比呂 2019-04-18
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海のある生活。生活と海のリズムが調和する

今では、浜下りの日には、多くの人がモズク取りやアーサー取りに、行きます。この時期、石垣島ではモズクは最盛期。干潮のタイミングを狙って、モズクを探します。簡単そうに見えて、これがなかなか難しい。足首くらいの揺れる海面にじっと目を凝らし、砂にまぎれたモズクを見つけます。一方、アーサーの方が簡単に収穫できます。アーサーも干潮時に海から出てきた岩にへばり付いているものを採ります。小さいものの方が柔らかく香りも高いです。砂などの不純物をしっかり取り除いて、そのまま日陰で2、3日干すと上等なアーサーになります。我が家ではスープに入れたり、子どもたちのおやつ代わりにしています。

もずくやアーサー採りは、石垣島の各地のビーチでできますが、特に名蔵湾のビーチがおススメです。海沿いの道、県道79号線を走ると、この日はたくさんの人が海に入っているのが見られます。観光の方でも、ぜひ一緒にモズク、アーサー採り体験をしてみてください。島の人の暮らしに触れる体験になります。

島の暮らしは海と繋がっています。長男がまだ小さい頃、大潮の干潮の時に、水が引き岩やビーチがむき出しになった海を見て「ママ、海壊れちゃったね」と言っていました。東京にいると、潮の満ち引きや、潮回りを、日常で感じることはあまりありません。島に暮らすようになり、海が生活に溶け込むようになりました。無意識のうちにそのリズムが、生活や自分の中へと調和します。もずくやアーサーも、そんな海の恵みの一つです。季節のモノをいただく、しかも自分で採りに行く。そんな生活は海のリズムと自分を、しぜんに繋げてくれます。

アーサー
潮回りを感じられるのも、島の魅力の一つ

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