スマホとの上手な距離の取り方は?【ヤスシのヨガ的お悩み相談室】

 スマホとの上手な距離の取り方は?【ヤスシのヨガ的お悩み相談室】
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yasushi
ヤスシ
2019-01-02

30年以上ニューヨークに暮らした経験からグローバルな見識を持ち、スタジオ・ヨギ―でエグゼクティブディレクターとして活躍する人気講師ヤスシ先生が、ヨガジャーナル編集部に寄せられた読者のヨガ的お悩みにアドバイスします。今回は「スマホとの上手な距離の取り方」について。

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スマートフォンとの距離の取り方とは

Q:スマホが、手放せなくなっていることに気づきました。レッスン中でも、つい手元に置いてしまいます。上手な距離の取り方は、あるのでしょうか。

A:自分のために費やせる時間、エネルギーを削っていることを自覚しよう

昨今、よく似たお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか? 十数年前には存在しなかった悩みとはいえ、私達の生き方を反映しているかもしれませんね。急を要する事態では大変便利なスマートフォンですが、多くの場合は私達がコントロールされている気さえします。必要な連絡手段を別とすれば隙間時間を埋めてくれるのがスマホと、その機能ではないでしょうか? 本当に没頭すべきことがあればそちらを優先し、疲れていれば寝ることを優先するはずです。レスポンス親切になるほど、あなたは自分自身の為に費やせる時間やエネルギーを削っているのかもしれませんよ。世の中やあなたを囲む人々はあなたがご自身の大切な時間に没頭していることを待ってくれるのでは?

僕自身もスマホを持ちその機能を利用しますが、概ねそれから離れている時間の方が充実感を伴う経験をしていることが多い気がします。諸々の理由で「外」へとマインドを引っ張られる時代から「内」を重んじる時代へとやがて回帰することでしょう。外に向かうエネルギーは私達を疲弊させます。21 時以降はスマホを見ないという友人もいます。液晶画面が自律神経に与える影響も見逃せません。全てはあなたのチョイス次第。オフにするスイッチはすぐそこにあるのです。時間のクオリティーを最優先して情報機器との付き合い方を見付けてください。

これでいいのだ!

教えてくれたのは...ヤスシ先生
スタジオ・ヨギーのエグゼクティブ・ディレクター。30年以上暮らしたニューヨークを離れ、2017年帰国。日本各地で後進の育成に努める。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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yoga Journal日本版Vol.51掲載