女性ホルモンは増やせる?ホルモンバランスが整う「コンビニ食品」とは【管理栄養士が解説】


女性の美容や健康を支える女性ホルモン。ホルモンバランスが乱れると、ちょっとした体調の崩れを感じたり気分が落ち込んだりして快適に過ごせなくなってしまいますよね。とはいえ、ホルモンバランスをどうやって整えるのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ホルモンバランスを整えるための栄養素がとれるコンビニ商品をご紹介します。
食べもので女性ホルモンは増えません!
まず最初にお伝えしておきたいのは、「特定の食材で女性ホルモンは増えない」ということです。ホルモンバランスを整えるためには、心と体が健康であることが第一条件。毎日口にするものを意識するのも大切ですが、まずはストレスがたまっていないか、よく眠れているか、規則的な生活を送れているかを心がけてみてください。
特定の食べ物で女性ホルモンが増えるものはありませんが、食事からさまざまな栄養素を摂ることで女性ホルモンの分泌を促すことが期待できます。以下で手軽に買えるコンビニ商品をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
体の不調を緩和する効果が期待できる栄養素とコンビニ食品
鉄分:あさりの味噌汁
鉄分は女性ホルモンであるエストロゲンの合成に関与する栄養素です。あさりには鉄分のほかにもビタミンB12やタウリン、亜鉛など、女性にうれしい栄養素がぎゅっと詰まっているので積極的に食べてほしい食材のひとつ。鉄分はビタミンCと一緒に食べると吸収率がアップするため、ブロッコリーやじゃがいもを使ったサラダなどと組み合わせると効果的です。
ビタミンB群(ビタミンB6):鮭おにぎり

良質な脂質:サバの塩焼き
女性ホルモンをはじめとするホルモンは脂質から作られるため、食事から良質な脂質を摂取することも大切です。特にサバなどの青魚に含まれるDHAやEPAには幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促進し、自律神経のバランスを整える働きが期待できます。おうちで魚を焼くのが面倒という方にもぴったりですよ。
カルシウム:ギリシャヨーグルト
カルシウムには骨や歯を強くするイメージがありますが、実は神経を安定させたりホルモンの分泌にも関与しています。ギリシャヨーグルトは濃厚な味で食べ応えもあり、カルシウムだけでなくたんぱく質もとれるので、普段のおやつにぜひ取り入れてみてくださいね。

イソフラボンは摂りすぎにご注意
体の中で女性ホルモンのような働きをすることで有名なイソフラボン。食品では、豆腐や納豆、きな粉などの大豆製品に多く含まれていますが、摂りすぎてしまうと逆にホルモンバランスを乱したり、婦人科系の病気の原因になってしまう可能性も考えられます。
サプリメントを服用している場合は特に過剰摂取になりやすいので、サプリメントを飲んでいる方で1日に何種類も大豆製品を食べている場合は摂取量や頻度に気をつけましょう。
まとめ
今回は、ホルモンバランスを整えるコンビニでも買える商品をご紹介しました。どんな食べ物も食べすぎたり偏ってしまうと逆効果になるので、いろいろな食品を少しずつとるのが理想的です。今は特定の栄養素が添加されたゼリー飲料やジュースなどもあるので、食欲や気分に応じてかしこく選びましょう。
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