春の青色野菜、じつは種類によってこんなに違う!更年期にうれしい選び方とは?管理栄養士監修

 春の青色野菜、じつは種類によってこんなに違う!更年期にうれしい選び方とは?管理栄養士監修
石松佑梨
石松佑梨
2025-04-03

「春はなんとなくだるい」「イライラすることが増えた」「手足が冷えやすい」——そんな不調を感じることはありませんか? 更年期世代の女性にとって、春は自律神経が乱れやすく、ホルモンバランスの変化が体調に大きく影響する季節。ですが、実は春の旬野菜「青(緑)色野菜」を上手に取り入れることで、体をスムーズに整えることができるんです。 今回は、更年期の不調をやさしくケアする「苦味・甘味・香り」のある春の青色野菜と、その効果的な選び方をご紹介します。

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青色野菜が更年期の心身にうれしい理由

冬の寒さを乗り越えてきた春の青色(緑色)野菜には、デトックスを促し、血流を改善し、ストレスを和らげる栄養素がたっぷり。更年期世代が感じやすい『巡りの悪さ』『ストレスの高まり』『ホルモンバランスの乱れ』に役立つ食材です。

更年期の不調をやさしく整えるには、「苦味・甘味・香り」 をバランスよく取り入れるのがポイント!

【苦味の青色野菜】 デトックス&肝機能サポート

菜の花
この時期には、さまざまな「菜の花」が市場に出回ります

更年期はエストロゲンの減少により肝機能が低下し、老廃物が溜まりやすくなります。そんな時期に、苦味成分や食物繊維が肝臓や腸の働きをサポートし、体内の毒素排出を助けます。春は、苦味を楽しみながら、無理のないデトックスにつなげていきましょう。

おすすめの野菜

・山菜(ふきのとう・うど・タラの芽)

・セロリ

・菜の花

期待できる効果

• 肝機能を助けて、デトックスを促進

• 腸の動きをサポートし、便秘解消

• イライラや怒りをクールダウン

【甘味の青色野菜】貧血&エネルギーチャージ

ほうれん草
雪の中で甘みが増す「ほうれん草」

春は活動量が増える一方、更年期世代は 鉄不足によるめまいや疲労感を感じやすい時期。濃い青色野菜はビタミンやミネラルが豊富で、エネルギー補給に最適です。タンパク質食材と組み合わせることで、の吸収率はアップします。

おすすめの野菜

・ほうれん草

・小松菜

・チンゲンサイ

期待できる効果

• 緑色色素のクロロフィルが貧血予防に

• 鉄・葉酸が疲れにくい体づくりを助ける

• カルシウム・マグネシウムが骨の健康を守る

【香りの青色野菜】ストレス緩和&巡り改善

しゅんぎく
左)一般的なしゅんぎく、右)大葉しゅんぎく
大葉しゅんぎくは葉が大きく、香りが優しく、苦味も適度で、
一般的な春菊が苦手な方でも食べやすいと思います!

更年期のストレスや自律神経の乱れには、香りのある野菜が効果的です。これらの香り成分は、気・血・水の巡りを整え、リラックスを促してくれます。サラダやハーブティーなどに取り入れ、加熱しすぎないことで、香りを楽しみながらその効果を実感できます。

おすすめの野菜

・香味野菜(ニラ、三つ葉、セロリ)

・ハーブ(ミント、バジル、パクチー)

・しゅんぎく

期待できる効果

• 香り成分が自律神経を整え、リラックス効果をもたらす

• 血流・リンパの流れを促し、冷えやむくみを軽減

• ビタミンCがストレス耐性をアップ

【まとめ】春の食卓に青色野菜をプラス!

「何を食べればいいの?」と迷ったら、 春の青色野菜 を意識してみましょう! 更年期の不調をやさしく整えるために、 「苦味・甘味・香り」 をバランスよく取り入れるのがポイントです。

  • デトックス効果 → 苦味野菜(山菜・セロリ・しゅんぎく)
  • 貧血予防 → 甘味野菜(ほうれん草・小松菜・チンゲンサイ)
  • ストレス緩和 → 香り野菜(香味野菜・ハーブ)

春の青色野菜で 心も体もスッキリ軽やかに過ごしましょう!

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