「春キャベツ」と「冬キャベツ」どんな違いがある?それぞれの特徴とおすすめの食べ方を解説


年中スーパーに並ぶキャベツですが、3月から5月にはもう一種類「春キャベツ」も加わります。2種類あるとどちらを買おうか迷う方もいるのではないでしょうか。今回は、通年あるキャベツと春キャベツのそれぞれの味わいや特徴を解説し、より美味しく食べられる、適した食べ方をご紹介します。
冬キャベツと春キャベツのそれぞれの特徴は?


見た目
冬キャベツ・・・形は楕円で葉は固い。葉と葉の間に隙間がなくぎっしりと巻かれている。内部は白色
春キャベツ・・・形は丸い球体で、葉の巻きが緩く、ふっくらとしている。内部は黄緑色
味わい
冬キャベツ・・・葉がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくい。加熱すると甘みが増すため汁物や煮込み料理など加熱料理が向いている。
春キャベツ・・・葉が柔らかく、みずみずしいため生のまま食べることがおすすめ。加熱する場合はさっと火を通すと甘みとシャキシャキ感を両方を味わえる。
旬の時期
冬キャベツ・・・11月〜3月 特に甘みを増すのは2月頃
春キャベツ・・・3月〜5月
栄養価の違い
冬キャベツと春キャベツで栄養価の違いはあまりありません。
キャベツに含まれる主な栄養素は
・胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を保護するビタミンU
・老化防ぎ、免疫力を上げて疲労回復を促すビタミンC
・便秘の改善や腸内環境を整える働きのある食物繊維
・高血圧の改善やむくみ予防に効果的なカリウム
美味しいキャベツの選び方
冬キャベツ・・・葉がしっかりと巻いて重たいもの
春キャベツ・・・葉の巻きがふんわりとしていて軽いもの
冬キャベツ、春キャベツ共通・・・切り口はみずみずしく、変色したり乾燥していないもの


おすすめの食べ方
冬キャベツ・・・キャベツのクリーム煮、キャベツのレンジ蒸し、8等分した塊のキャベツをおでんや鍋の具に。

春キャベツ・・・コールスローサラダ、即席漬け、キャベツとにんにくのさっと炒め


まとめ
旬のものは栄養価も高く、うま味も多いです。春キャベツが出回る時期は、さっと火を通す料理や、サラダなどで柔らかい葉の食感を味わいましょう!
【参考】
JAグループ(春・冬の旬野菜 キャベツ)
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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