座りっぱなしで股関節が詰まる人は今すぐやって【詰まりがスルッと取れる腸腰筋ほぐし】

 座りっぱなしで股関節が詰まる人は今すぐやって【詰まりがスルッと取れる腸腰筋ほぐし】
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座る時間が長い人、椅子から立ち上がると股関節に詰まりを感じる人は、座ったままできる腸腰筋ほぐしで股関節の詰まりを取っておきましょう。

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股関節の詰まり感とは

股関節 イラスト
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股関節の詰まりとは、股関節の動かしにくさ、引っかかりなどの違和感を覚える状態を指します。椅子から立ち上がった時に股関節が伸びない感じがあったり、車の乗り降りがしにくかったり、スムーズに脚を動かせずに可動域が制限されたりといった日常生活での不便さがある人は、股関節が詰まっている可能性があります。

股関節が詰まる原因

股関節がどうして詰まるのか、考えられる原因がいくつかあります。

・長時間座りっぱなし
デスクワークなどで長時間座っている時、股関節はずっと折れ曲がった状態です。その姿勢が続くと、股関節のインナーマッスルである腸腰筋、前ももの筋肉の1つの大腿直筋などの股関節を曲げる働きのある筋肉群は縮んだまま硬くなってしまい股関節の動きが悪くなります。

・運動不足
運動習慣がない人は、股関節まわりの筋肉を動かす機会が圧倒的に少ないです。筋肉は使われないと硬くなり、柔軟性も弾力性も低下していき股関節の可動域が制限されていきます。

・姿勢の悪さ
姿勢が悪い状態で一日を過ごしていると、座っていても立っていても寝ていても股関節まわりに負担がかかり、詰まりを引き起こすことがあります。

股関節の詰まり感を取るには

日常の動きにくさや不快な症状に繋がってしまう股関節の詰まりを取るには、定期的に適度なストレッチや運動をしたり姿勢を改善したりといった根本改善が必要になりますが、今つらいその状態をスルッと取るには「腸腰筋ほぐし」を習慣づけるのがオススメです。

イラスト 腸腰筋
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腸腰筋とは、上半身と下半身を繋ぐ大切なインナーマッスルで、胸の背骨の(胸椎)の一番下から腰の背骨(腰椎)5個の横突起が筋肉の始まり部分の大腰筋と、骨盤の内側(腸骨)が筋肉の始まり部分の腸骨筋の2つの総称です。

腸腰筋が硬くなると、股関節が詰まる原因になる他にも、お腹を走る太い血管が圧迫されて血行不良を起こし、むくみ、冷えなども引き起こされます。また、脚を後ろに引く動作で腸腰筋がストッパーとなりお尻をうまく使えなくなり、お尻が垂れて脚が短く太くなる可能性も。さらに、腸腰筋は良い姿勢を保つのに必須となる重要な筋肉で、内臓の位置を正しい位置に保つのにも貢献しているため、ここが縮みっぱなしで硬くなることで内臓下垂にもなりかねません。

2つの筋肉から成る腸腰筋のうち、腸骨筋はほぐしやすい場所にあるため、ここをピンポイントで狙ってほすぐことで股関節の詰まりを取ったり、上記のようなリスクの軽減が期待できますよ。

腸腰筋ほぐし

椅子で座ったまま行うので座る時間が長い人も気軽に実践できます。足を動かしたときに筋肉が動く感覚が指に伝わるため、ほぐしている実感も得られるでしょう。

〈やり方〉

腸骨筋ほぐし
photo by Yukari Takayama

1)椅子に座り、腰骨と呼ばれる骨盤上部の出っ張った骨の内側に親指をさしむ。

2)さしこんだ側の脚を前に伸ばしてつま先を床から浮かせる。

腸骨筋ほぐし
photo by Yukari Takayama

3)背中を丸めて軽く前屈をしてお腹の力を抜き、脚を伸ばした側のつま先を左右にパタパタ動かす。動かしながら、指の位置を少しずつずらして、骨の内側の触れる部分をまんべんなく圧迫する。

4)反対側も同様に行う。

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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股関節 イラスト
イラスト 腸腰筋
腸骨筋ほぐし
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