「内ももが硬い…」股関節の詰まり感や腰痛の原因に!簡単にできる内転筋群ほぐし


普段は意識することの少ない「内もも」の筋肉。股関節の動きに関係していて、歩く、走るなどの日常動作には、欠かせない筋肉の一つです。他にも、骨盤の安定にも関わっている大事な筋肉です。
内転筋群について
股関節の付け根から太ももの内側や膝の内側についている筋肉を「内転筋群(ないてんきんぐん)」と言います。内転筋群は、「大内転筋(だいないてんきん)」「小内転筋(しょうないてんきん)」「長内転筋(ちょうないてんきん)」「短内転筋(たんないてんきん)」「恥骨筋(ちこつきん)「薄筋(はっきん)」の6つの筋肉から構成されています。股関節の内転(脚を閉じる)ときに働きます。この動きは、歩く、走る、立ち上がるなどの日常動作に必要です。

内転筋群が硬くなると
普段あまり身体を動かさなかったり、椅子に座る時間が長い人は、内転筋群が硬くなりがちです。
内転筋群には、骨盤の底にハンモックのように内臓を支えている「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」を下から支える役割もあります。硬くなることで、骨盤が安定しにくくなり、姿勢が悪くなったり、腰痛などを引き起こしてしまいます。
内転筋群ほぐし
日常生活では、あまり意識して使うことのない内転筋群。もしかしたら硬くなっているかもしれません。しっかりとほぐしていきましょう。
やり方
①右ひざを曲げ、左脚を開いて伸ばします。左太ももに左手を軽く添え、太ももを左右に大きく揺らします。股関節まわりの筋肉をほぐします。

②左足のつま先を上に向けます。骨盤を立て、背中を伸ばし、息を吸って吐きながら、股関節から上半身を前に倒します。左内ももの筋肉が、しっかりと伸びていればオッケーです。
呼吸をしながら30秒ほどキープをします。

③上半身を起こし、右足裏を床につけて、お尻を床から浮かせます。左脚は伸ばしたままです。
両手を床に下ろし、背中を伸ばして、呼吸を続けながら30秒ほどキープをします。
かかとが床につかない場合は、つま先立ちで行っても大丈夫です。お尻が床から浮かせられない場合は、ヨガブロックなどの上に座って行いましょう。

④反対側も同じ流れで行います。
動画で確認したい方はこちら
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く