糖尿病からカゼまで予防が期待できるヘルシー食材【菊芋】どう食べる?生で美味しく食べる方法
直売所などでよく見かける生姜のような不思議な形の野菜「菊芋」。その見かけによらず、たくさんの効能があるヘルシー野菜です。糖尿病やカゼの予防まで期待でき、腸内環境を整えて免疫力をアップしてくれる効果まであるそうです。芋という名前ですが生食もでき、加熱しても美味しい万能食材。今回は、シャキシャキの食感を活かした「菊芋のみそ漬け」でご紹介します。
不思議な形のヘルシー食材「菊芋」
食べるインシュリン「イヌリン」が豊富
ボコボコっとした不思議な形の菊芋は、キク科でアメリカ原産の植物。アメリカ先住民にとっての貴重な食料だったそうです。
最近ではヘルシーな食品として注目されている菊芋。その特徴は、食べるインシュリンと言われている「イヌリン」が豊富なこと。食後血糖値の上昇をおさえる効果が期待できます。
「食後に血糖値が急上昇→インスリンが大量に分泌」というサイクルが繰り返されるとすい臓は疲れ、インスリンを分泌できなくなり糖尿病になるリスクが上がります。生活習慣病の予防にも、菊芋でイヌリンを摂取しておきたいですね。
善玉菌で腸内環境を整える
イヌリンは水溶性食物繊維で、腸内に生息する善玉菌の良いエサになります。エサが増えると善玉菌も増え、腸内環境がよくなり、便秘の改善なども期待できます。さらに腸内環境が整うことで、同じく腸内に多く住む「免疫細胞」が活性化。免疫力がアップすると言われています。カゼの予防などにも、腸内環境を整えることが大切ですね。
菊芋の食べ方
菊芋は、生でも美味しく食べられるのが特徴。独特のシャキシャキとした食感を活かし、サラダやナムル、漬け物などにするのがおすすめです。他の芋類と同じく、フライや煮物、きんぴらやスープの具材としても調理できる万能食材ですね。また皮もごぼうのような深い香りを持っているので、皮ごと調理すると菊芋感をより味わえます。
今回は菊芋をみそに漬け、簡単な漬物にしていきます。
菊芋のみそ漬け
【材料】
・菊芋‥‥‥‥‥‥‥適量
・みそ‥‥‥‥‥‥‥適量
【作り方】
1. 菊芋を洗い、皮ごと縦に2等分か4等分でカットする。
2. 鍋に菊芋がかぶるくらいの湯を沸かし、10秒ほど菊芋を茹でる。ザル等にあげて水気を切る。
3. 2とみそ適量ボウルに入れよくかき混ぜ、菊芋全体にみそがからむようする。密閉式保存容器に入れ、冷蔵庫で漬けておく。
4. 一晩以上寝かしたら、斜めに薄くスライスして頂く。
おみその量で漬け具合を整えて
しっかり漬けたい時はみその量を多めにし、2〜3日以上寝かすとよりみそが染み込みます。お好みの味を調整してみてくださいね。おみその塩気とシャキシャキ食感の菊芋がとてもマッチするみそ漬け。菊芋が手に入ったら、ぜひお試しください。
AUTHOR
山田直
ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く