代謝が落ちる40代以降必見!【代謝アップ&脂肪燃焼に効果あり】股関節を全方位動かす60秒エクサ
40代に入って以降、太りやすくなったと実感している人は多いのではないでしょうか。 股関節を全方位動かせる1分エクササイズで冬太りに備えましょう。
40代以降は代謝に注意
基礎代謝とは、生きていくために最低限必要なエネルギー量のことです。特段何かをしなくても勝手に消費されるエネルギーなので基礎代謝が高ければ痩せやすく、基礎代謝が低いと痩せにくくなります。体重・筋肉量・性別・遺伝などの要素によって個人差はあるものの、基礎代謝が低くなる主な原因は運動不足や加齢です。加齢の影響が出だす具体的な年代は、ずばり、40代です。40代以降はただでさえ基礎代謝が落ちていくのに加えて、運動不足の人は筋肉がやせ細り、ますます基礎代謝は落ちてしまいます。それをカバーするには、体を動かすことにより基礎代謝を上げるとともに運動によるエネルギー消費量を増やす必要がありますね。
代謝でもう一つ念頭に置きたいのが新陳代謝です。新陳代謝は新しい細胞が生まれて古い細胞が排出されるという、一連のサイクルのことを指します。肌の新陳代謝は有名ですが、肌だけではなく、体内の赤血球、白血球、内臓の細胞も生まれ変わりを繰り返しているのです。細胞の1つ1つは、日々活動するためのエネルギーを作ってくれているので新陳代謝が良ければエネルギーが生産されやすくなり基礎代謝まで上げてくれるとされています。この新陳代謝も加齢、生活習慣、ストレスなどの影響を受けて悪くなってしまうため、新陳代謝の観点からも大人は運動不足などのライフスタイルを見直す必要がありそうです。
股関節を動かすと代謝が上がる理由
股関節は人の体の中で一番大きな関節です。胴体と脚を繋いでいるため、関与する筋肉の数がインナーマッスル、アウターマッスル両者ともに多いのも股関節の特徴の一つです。代謝が落ちやすくなっている40代以降になっても体を動かさないでいると、当然筋肉が硬くなり筋力も落ちていきます。「老化は足腰から」という言葉がある通り、下半身の筋肉は全身の筋肉の中でも加齢により落ちやすい部分です。
関わる筋肉が多い股関節、下半身の筋肉と繋がる股関節、そう考えると、40代以降は股関節を動かした方が良いのではなく、動かさなければいけないということがわかりますよね。関わる筋肉の数が多く、さまざまな方向に動かせる関節なのでそこをしっかり使うことで体の動きが格段に良くなりますし、筋肉が活性化されて代謝が上がり、脂肪も燃焼しやすい体になりますよ。股関節がよく動くようになると、腰や膝の負担も軽減されるため良いこと尽くしです。
股関節全方位エクサ
それでは、実際に股間節を動かしていきましょう。
股関節は多方向に動かせる関節です。そのすべてを網羅して、股関節の可動性を良くし可動域も広げていきます。姿勢を正しながら脚を大きく振るため、体幹の筋肉も自然と養われていきますよ。ほんの1分でも全身がぽかぽか温まって軽く汗ばんでくるので冬のダイエットにピッタリです。
〈やり方〉
1)椅子の背もたれの横に立ち、右手を背もたれに置く。
2)右脚をつけ根から大きく「前に振る×後ろに振る」。この動きを繰り返す。
3)右脚をつけ根から大きく「真横に開く×閉じる」。この動きを繰り返す。
4)右膝を軽く曲げてつま先立ちにしたら、「膝を外に開く×膝を内に閉じる」。
5)この動きを片側30秒ていど繰り返し、反対側も同様に行う。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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