〈ふくらはぎ〉柔らかさを取り戻し血液やリンパの流れを改善!疲労回復力を高めるふくらはぎストレッチ
ふくらはぎや足先の冷たさが気になる季節になってきました。冷えたふくらはぎの筋肉は硬くなりがちで、それが疲労回復を遅らせる原因になることがあります。そこで今回は、ふくらはぎの柔らかさを取り戻すストレッチをご紹介します。筋肉を柔軟に保つことで、疲労回復力を高めていきましょう!
ふくらはぎが硬くなるのはなぜ?
ふくらはぎが硬くなる原因には、以下のようなものがあります。
血行不良
長時間の座り仕事や冷えによって、血液やリンパの流れが滞ります。
運動不足
筋肉を使わないことで柔軟性が失われて硬くなります。
過度な負荷
運動不足とは逆に、過剰な運動やヒールなど合わない靴の使用が、筋肉を緊張状態にして硬さを引き起こします。
ふくらはぎの柔らかさが疲労回復に与える効果
硬くなったふくらはぎが柔軟性を取り戻すと、次のようなメリットが期待できます。
血流の促進
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、足から心臓へ血液を押し戻すポンプの役割を果たします。柔らかい筋肉はポンプ機能を活性化させ、全身の血液循環をスムーズにし、酸素や栄養が体中に届きやすくなるため、疲労回復を促します。
筋肉の緊張の緩和
硬い筋肉は緊張状態が続き、疲労物質が蓄積しやすくなります。一方、柔軟な筋肉はリラックスしやすく、疲れをため込みにくい状態を保ちます。
リンパの流れの改善
柔らかい筋肉はリンパの流れを妨げず、余分な水分や老廃物を排出しやすくします。これにより、むくみや疲労が軽減されます。
筋肉痛や怪我の予防
柔軟な筋肉は運動時の衝撃を吸収しやすく、筋肉痛や怪我を防ぐ効果があります。さらに、運動パフォーマンスが向上することで、身体全体の疲労もたまりにくくなります。
今回は、壁を使いながら硬くなったふくらはぎをゆっくりとほぐして柔らかさを取り戻すストレッチをご紹介します。
壁を使ったふくらはぎストレッチ
<やり方>
① 壁の前に向かって立ち、両手が壁につくところまで近づき、右足を後ろに踏み出してつま先を床につける。
② 息を吐きながら、右のかかとをできるだけ床に近づけ、左膝を曲げて腰を落とす。右のふくらはぎをストレッチした状態で3呼吸ほどキープし(長さはお好みで)、息を吸いながらかかとを上げる。
③ 右のかかとの上げ下げを数回繰り返し、左足でも同じように行う。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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