仏具、調度品etc.捨て方がわからないモノ、どうやって処分する?断捨離提唱者やましたひでこが指南
あなたの自宅に「開かずの間」はありませんか?そしてそこには、捨てるという判断を後回しにしてしまった数々のモノが…。仏具や調度品、子供の歳事品など捨て方がわからず放置してしまいがちなモノの処分方法について、『スムーズに進む!漫画・はじめての断捨離』(やましたひでこ・監修/宝島社・刊)より抜粋して紹介します。
判断を後回しにして積み上がって魔窟化
断捨離の手が止まりやすいのが、「捨て方がわからないモノ」。燃えるゴミとして捨てるのは気が引けるモノや、粗大ゴミとして手続きが必要なモノが該当します。「いつか捨てなければ」と思いつつ、その判断を先延ばしにしてしまうために家の奥へ奥へと追いやられ、いつの間にか存在を忘れてしまいがちです。
断捨離で伺うお宅に必ずといっていいほどあるのが、「開かずの魔窟」です。使っていないからとモノを詰め込みすぎて足も踏み入れられない状態になってしまった部屋のことです。もう何年も使っていないという事実があるわけですから、その中身は全部捨てても問題ないはず。家の大切な空間の中に、不要なモノだけの塊があるなんて、気をよどませて家の新陳代謝を妨げる、まさに家の中の魔窟です。断捨離はとにかく行動。これ以上溜め込む前に、正しい方法で処分を進めましょう。
捨て方がわからない開運グッズ
神社でもらったお守りやパワーストーンのブレスレットなど、いわゆる「開運グッズ」は、捨てどきがわからなかったり、タイミングを逃したりしてそのまま家に放置されていることが多いもので す。お守りやお札なら、神社でお焚き上げをしてもらうのがベスト。もし、それが難しければ塩でお清めをして、白い紙で包んで捨てましょう。捨てるときは感謝の気持ちを込めて。
役割を終えた仏具
仏壇がある場合は、和室にいろいろな仏壇まわりの道具を保管しています。仏像や位牌など魂入れをしたモノはそのまま捨てることはせずに、お寺にお願いして魂抜きなどをしてもらう必要があります。ですが、ろうそく立てや香炉、おりん、木魚などは仏具として自分で処分しても構わないモノ。どう処分したらいいかわからなくて保留にしがちですが、この機会に捨ててみましょう。
子どもの歳事品
ひな人形、端午の節句の兜飾りなど、子どもたちの成長を祝うために揃えた歳事の品たち。しまったままで日の目を見ないのであれば、供養して手放すことも視野に。
掛け軸などの調度品
掛け軸などの調度品も、どれだけ高価であろうと使っていないのなら断捨離の対象です。ライフスタイルが変わる中で、貴重さや価値も変動しています。残すことは本当に正しいのかを考えて。ただ自分が判断することから逃げているだけなら、手放しどきかもしれませんよ。
扱いきれない大きな家具
家族が多いときは大活躍だったソファ、インテリアの主役になっていた大きなカップボードなど、リビングには大きな家具がたくさんあります。年を重ねるほど体力がなくなっていくので、ちょっとソファを動かすにもひと苦労ですし、カップボードの移動なんてとても無理。今後持て余すことになりそうな大きな家具は早いうちに処分するほうが、身軽にシニア期を迎えられます。
監修/やましたひでこ
一般財団法人「断捨離®」代表学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探究メソッド」を構築。断捨離は人生を有意義に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計 700 万部を超える大ベストセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において30 言語以上に翻訳されている。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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