飲み会で「太る」or「痩せる」?健康的なお酒と最強おつまみガイド|すぐに出るおつまみ編
飲み会などが続いて、太りやすい年末年始。食べたものは体脂肪として蓄積されるまでに48時間かかります。そのため、飲み会の翌日の食事をセーブするのもいいでしょう。1日単位で食事をコントロールするのではなく、2日間で食事を調整できればヨシという考え方もこの時期には効果的です。 また、お店選びも重要。意外とダイエットの味方になってくれるのが居酒屋です。バラエティに富んだメニューとドリンクから自分に合った料理を選ぶことができます。本記事ではダイエットにおすすめのおつまみについて解説します。 第一弾は〝すぐに出るおつまみ〟編。ダイエット中でもお酒を楽しみたい人必見です。
太りにくいお酒を選ぶなら?酔いにくい飲み方も解説
飲み物の注文は、食事と同じように大切なものです。最近はノンアルコールの選択肢も増え、お酒を楽しみたいけれど健康も気になるという方にも嬉しい環境になりました。ここでは太りにくいお酒と酔いにくい飲み方について解説します。
太りにくいお酒を選ぶ
一般的に、蒸留酒(ウイスキー、ジン、ウォッカ、焼酎など)は醸造酒(ビール、日本酒、ワインなど)に比べて糖質が少なく、太りにくいと言われています。ただし、ジュースや甘いリキュールで割ると、糖質が増えてしまうので注意しましょう。
太りやすいお酒の特徴
醸造酒は糖質を多く含むため、太りやすい傾向にあります。特に、甘いカクテルやリキュールは高カロリーで糖質も多いため、ダイエット中の方は控えめにするのがおすすめです。
酔いにくい飲み方
・ゆっくり味わう: ゆっくり味わうことで、アルコールの吸収スピードを遅らせる
・水をこまめに飲む: アルコールの濃度を薄め、酔いの進行を遅らせる効果
・炭酸水で割る: 炭酸の刺激で少量でも満足感が得られ、飲み過ぎ防止に
・飲酒量を控える: 何よりも大切なのは、適量を守ること!
飲み会で野菜不足解消!賢いおつまみ選び
食事の最初に野菜を食べるベジファースト。飲み会おつまみでも、賢く取り入れましょう。野菜に含まれる食物繊維が、糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を防ぎます。また食物繊維には、胃の中で膨らみ、満腹感を高める効果があります。
選ぶべきサラダはコレ!
・ポテトサラダやマカロニサラダ、春雨サラダはNG!
・チョレギサラダ、シーザーサラダ、温野菜サラダ、海藻サラダ、おひたしなどがおすすめ
・野菜の種類が多いサラダを選ぶと栄養バランス◎
・モッツァレラチーズ、ゆで卵、豆腐、ツナ、しらすなどを使ったサラダなら、タンパク質もチャージ
サラダの代わりになる野菜おつまみも!
・たたききゅうり:むくみ予防に◎
・塩キャベツ:胃腸を整える
・冷やしトマト:ストレス軽減に効果的
・ピリ辛もやし:ビタミンB群が代謝を促す
・ぬか漬け:プロバイオティクスで腸内環境を整える
最強おつまみは「大豆製品」!
・豆腐:高タンパク質で低カロリー
・枝豆:タンパク質も食物繊維も豊富!
・納豆、おから、油揚げもおすすめ
飲み会で頼みたい!カラダに嬉しい魚介おつまみ
お酒は空腹時よりも、食事と一緒に飲む方が、アルコールの吸収が緩やかになります。魚類は良質なタンパク質や脂質に加え、ビタミンDが豊富です。タンパク質はアルコール分解を助け、肝臓の負担を軽減する働きがあります。また、ビタミンDは骨の健康維持だけでなく、メンタルヘルスにも良い影響を与えることが知られています。特に、日照時間が短い冬場は体内のビタミンDが不足しやすく、それがうつ症状の一因となることがあります。
たこわさ
・タウリンが肝機能を高め、アルコール分解をサポート
・生のたこは、水溶性の栄養素であるタウリンを効率的に摂取できます
するめ
・亜鉛がアルコール分解酵素の働きを助け、肝機能を維持
・亜鉛は牡蠣や落花生にも多く含まれており、免疫力アップや味覚の正常な働きにも重要
刺身
・マグロ: 脂がのったトロでDHA・EPAをチャージ!
・サーモン: オレンジ色色素・アスタキサンチンの強い抗酸化作用で疲労回復
・青魚: DHA・EPAは酸化しやすいため、生食で効率的に摂る
・白身魚: 低カロリー高タンパク質で、消化も◎
・イカ、ホタテ: タウリンが肝機能の改善や疲労回復をサポート
本記事では、太りにくいお酒とその飲み方、健康的な飲み会おつまみについて解説しました。ダイエット中でもお酒を楽しみたい方はぜひ実践ください。次回は唐揚げやフライドポテト好きな方必見の「揚げ物編」です。
AUTHOR
石松佑梨
サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。
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