【抹消性・中枢性】あなたの疲れタイプはどっち?疲労別の癒し方と、快眠のための寝る前骨盤ストレッチ
ひと言で「疲れ」と言っても、疲れには2つのタイプがあること、知っていますか? 今回は2種類の疲労についての話と、それぞれのの対応策、そして快眠のための骨盤ストレッチをご紹介します。
疲労には2種類ある
実は私たちが感じる疲労には2種類あるのをご存知ですか? 効率よく疲労回復させるためには、まず自分の疲労の種類について知ることが大切です。
末梢性疲労
末梢性疲労とはいわゆる肉体的な疲労です。
私たちの体は筋肉や関節を使い過ぎた時、体内には疲労物質が蓄積して血流が悪くなったり、筋肉と関節の動きが悪くなります。このような時は、肉体をほどよく休ませながら、血流促進と速やかな筋肉や関節などの細胞修復が大切になります。
●抹消性疲労を癒す方法
疲労物質を早めに除去するためには、軽めのストレッチやマッサージなどで血行を促進しましょう。また、細胞修復の材料となる栄養バランスのよい食事、そして疲労物質の除去と細胞修復の両方を速やかに行うための質のよい睡眠も心がけるとよいでしょう。
中枢性疲労
中枢性疲労とはいわゆる精神的な疲労です。
長時間のパソコン作業などは脳が疲労し、人間関係のストレスが重なると精神的疲労に繋がります。中枢性疲労は単純に体を休ませるだけでは疲労感が取れない場合も多く、蓄積しやすい疲労とも言えます。
中枢性疲労状態が長引くと、私たちの脳内にある神経伝達物質によるメッセンジャーの役割とそれを受け取る側の神経細胞との連携がうまくいかなくなり、集中力が低下したり、感情が不安定になったり、頭痛やめまい、消化器系の働きが悪くなるなど肉体の不調に繋がる場合もあります。
●中枢性疲労を癒す方法
優先すべきは、質のよい睡眠をとって頭の中を休息させたりするなど、リフレッシュすることが大切です。体を動かすこともリフレッシュ効果がありますし、瞑想や呼吸エクササイズをやってみるのもお勧めです。
リラックスと快眠のための骨盤ストレッチ
2種類の疲労どちらの場合にも効果的なのが質の良い睡眠です。寝る前に骨盤の後ろにある仙骨まわりをほぐすことで、リラックスしやすく快眠に繋がります。
①肩幅程度に脚を広げ、両膝を軽く曲げた状態で仰向けになります。
②手のひらを上に向け、お尻と床の間に両手を挟みます。その際、手が骨に当たらないように位置を調整して下さい。
③両膝を左右にゆらゆらと動かします。往復10〜20回を目安に、心地よい回数行ってください。
④両膝に手を当て、脚を上げて太ももをお腹に近づけます。
⑤左右それぞれの膝で円を描き、外回り内回りそれぞれ4回動かします。呼吸を止めないように心がけながら、心地よい速さと大きさで動かしましょう。
⑥両腕両脚を伸ばして、床に大の字になり、深呼吸を5回ほど行いましょう。鼻から吸ってゆっくりと細く長く吐きます。息を吐く時は鼻からでも口からでも楽な方で構いません。
▼分かりやすい動画で動きを観てみましょう▼
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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