これ、うなぎじゃないんです!味もお値段もびっくりの「フライパンで作る蒲焼き」


夏野菜のナスを蒲焼きにすると、まるでうなぎのそれのようにおいしく変身します。柔らかな味と食感に、本物と間違う人もいるほどです。ナスとご家庭の調味料さえあればできるお手軽蒲焼きを、電子レンジでラップを無駄しない、フライパン調理でご紹介します。
皮にポリフェノールたっぷりのナス

夏野菜の代表ナスの成分はほとんどが水分で、とても低カロリーな食品です。そして特徴的な濃い紫色の皮はポリフェノールがたっぷり。紫外線の強い夏に特に大切な抗酸化作用が期待できるので、できればむかずに皮ごと食べたいですね。
そんなナスの皮をうなぎの皮に見立て、たれで蒲焼きにすると、まるで本物のうなぎのように仕上がります。味も食感も柔らかでホクホク。
うなぎの値段が上がっている今、家計の救世主となる蒲焼きです。
今回は電子レンジでラップも無駄にしない、フライパンひとつでのエコな調理法でご紹介します。
ナスの蒲焼き

【材料2人分】
・長なす‥‥‥‥‥‥‥‥2本※
(普通のナスでもOK)
・小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥適量
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1カップ
・サラダ油‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
・山椒‥‥‥‥‥‥‥‥‥適量
(たれ)
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・みりん‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
※長ナスをふたつに切ると、うなぎの胴体と尾の部分のようになるので、うなぎの雰囲気度がアップします。
【作り方】
1. 水を沸かしたフライパンにヘタを取ったナスを入れ、フタをして 中火で4〜5分ほど、ナスが柔らかくなるまで蒸す。 (途中で一度ひっくり返す)

2. 蒸したナスを包丁で半分に切り、包丁を縦に何度も入れて裂きながら、うなぎの表面のような感じに広げる。

3. ナスの内側に茶こし等で小麦粉をよく振る。お湯を捨て水分をふいたフライパンで油を温め、ナスを内面から焼く。

4. 両面こんがり焼いたら一度ナスを取り出し、たれを入れて軽く煮立たせます。再びナスを入れ、スプーン等でたれをナスにかけながら煮詰めたら皿に盛り、残りのタレと山椒をかける。

うなぎ嫌いでも食べられる蒲焼き
たれを少し煮立たせてとろみをつけてからナスを煮ると、たれが染み込み過ぎず、ちょうど良い濃さに調整できます。できあがった蒲焼きに山椒を振り、目を閉じて食べると、まるで本物のうなぎのような風味にびっくりです。
うなぎが嫌いな人でも食べられる、うなぎ風のナスの蒲焼き。ぜひお試しください。
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