〈紙焼き写真〉捨てる派は29%、捨てない派は40%!その他の31%にも伝えたい専門家のアドバイス
無意識でやっている習慣から社会的な出来事まで、正解はないけどみんなの意見も気になるトピックをアンケート結果とともに共有する新シリーズ「#みんなのスタンダード」がスタートします。第一回目となる今回のテーマは、「思い出の紙焼き写真、捨てる?捨てない?」
90年代後半には学生を中心に大ブームにもなった、使い捨てのインスタントカメラ。デジタルカメラやスマホが今ほど浸透する前は、フィルムを写真屋さんで現像していた時代でした。さて、その時に散々撮った思い出の紙焼き写真。あなたはどうしていますか?
ヨガジャーナルオンラインがインスタグラムで実施したアンケート(回答数=84)では、紙焼き写真を「捨てる」と答えた人は29%、「捨てない」と答えた人は40%、「迷う」という人は31%でした。
「捨てる」と答えた人に理由を聞いたところ、
・振り返りたくないから
・思い出はいらない
・邪魔なので
一方で、「捨てない」と答えた人の理由は
・データが残っていない思い出だから
・みんなで写真を見ながらおしゃべりするときに使うから
・もう二度と手に入らないから
デジタルが主流になった今だからこそ、フィルム時代の写真は物理的にも心理的にも希少性が高いから捨てられないという声が多く集まりました。
「迷う」という人の心情としては
・思い出を簡単には捨てられないけど、現実的に邪魔にもなっているという葛藤がある
・何か起こりそうで怖い
・記憶には残したいから
というものがあるようです。
さて、この紙焼き写真をどう保管するのが良いのでしょうか?今回は、整理収納アドバイザー黒山みちよさんに紙焼き写真との向き合い方についてアドバイスいただきました。
整理収納アドバイザー黒山みちよさんのアドバイス
処分という感覚ではなく「思い出を大切にしたいから整理する」という気持ちで
紙焼き写真の整理、気になりつつも後回しという人は多いです。「データがないので捨てられない」のであれば、写真をデータ化すればいい。撮影したりスキャナで取り込む。プロにお願いするのもひとつです。個人的には紙焼きの良さもあるし、基本は捨てなくていいと思ってます。そもそも、心を満たしてくれる思い出の品は、ムリして捨てなくていい!向き合うタイミングが来たら、思い出を大切にしたいから整理するという気持ちでされてはいかがでしょうか。
”写真はデータ派”さんにも共通する、写真整理のコツを3つ紹介します。
1.集合
あちこちにある写真を集める。どれだけあるのか?これらをどうしたいのか?写真を整理する目的を考えてみましょう。どんなカタチで残したらいいか、どれぐらいあったらいいか、が見えてきやすい。
2.厳選
気持ちがプラスに動く写真を選ぶ。迷ううちは残しておけばOK(そのうち手放せる時が来るかも)
3.ベストアルバム
年代(幼少期、学生期、社会人など)やイベントごとのベストショットを選び、アルバムを作る。旧いアルバムから写真を剥がすかは、お好みで。私の最初のアルバムは、母の手書きコメントが好きで、嵩張るけれど置いています。(2冊目からは厳選しました)最後に、使わないけど処分に困る物にも共通する、整理する時の極意は、頑張って捨てる!ではなく、「自分の大切にしたいこと」にそって決めていく。
かけがえのない物を選んでいくと、気持ちにも収納にもゆとりができ、暮らしがさらに豊かになります。自分の気持ち、聞いてみてくださいね。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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