もう天気に左右されない!【たった1分】気象病対策くるくる耳・首ほぐし
体調がお天気に左右されていませんか?くるくる耳や首をほぐすだけで、天気の変化により体に不調が出てしまう気象病の対策になりますよ。
気象病とは
気象病とは、天気の変化によって引き起こされる体の不調のことを指します。頭痛、関節痛、倦怠感、めまい、気分のふさぎこみなど症状はさまざまで、症状の重さにも個人差がありますが、日本では1000万人以上もの人の体調が天気に左右されていると言われています。
気象病の原因
気圧
気圧の変化は、気象病を引き起こす大きな原因の一つです。耳の中にある内耳は気圧の変化を感知する役割を持っており、気象病の人は内耳の感受性が高く敏感なため自律神経のバランスが乱れやすいとされています。また、耳まわりの血行が悪いと、内耳への血流低下とともにリンパ液も滞り、頭痛やめまいなどの症状にも繋がってしまいます。
耳まわりをほぐすことで内耳への血行を促進し、自律神経の負担も減らしておきましょう。
気温
季節の変わり目の一日ごとの気温差や、一日の中での朝晩と日中の気温差が大きいと、自律神経はそれに適応しようとして働きすぎてしまいます。疲弊した自律神経はバランスを乱しやすく、自律神経が司っている血行が悪くなることによる肩こり、首こりなどの筋肉の強張りや内耳への血流低下、気持ちの浮き沈みや集中力低下などの精神的な不調も引き起こしかねません。
服装でうまく調整して自律神経への負担を軽減させ、耳や首の血行を促進して不快な症状を和らげましょう。
湿度
湿度が高くなると体内に余分な水分がたまり、巡りが悪くなりがちです。この状態を東洋医学では「水毒」と言います。これが悪さをすると、冷え、めまい、頭痛などの症状が出やすくなります。まだ体が暑さにうまく適応できない時期も、適度な汗をかけずに不要な水がたまりやすいです。
本格的な夏を迎える前に、ヨガやウォーキングなどの軽い運動や入浴で血行やリンパの流れを促進するとともに、じんわり汗をかける体にしておきましょう。
くるくる耳・首ほぐし
気象病ケアの第一歩として、耳まわりの血行を良くすることと、自律神経の通り道である首をリラックスさせておくことが大切です。耳を触り慣れていないと、初めのうちは硬さを感じかもしれませんが、触っているうちにすぐにほぐれてくれますよ。耳がほぐれてポカポカしてくると、耳と繋がりのある頭、顔、首の血行も促進されます。たった1分でOKなので一日数回、毎日行ってみてください。
〈やり方〉
1)人差し指と中指で耳を挟み、耳のつけ根に圧をかけながら小さな円を描いてほぐす。
2)耳をつまみ、軽く引っ張りながら小さく回す。指の位置をずらしながら、耳全体をまんべんなくほぐす。
3)耳をつまみ、大きく回す。2~3か所に分けて耳を大きく動かす。
4)首を回しやすい方から1周ぐるりと回し、反対回りも行う。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く