子どもが言うことを聞かない?子育てに活かせるヨガ的思考
そもそも自分がどうしたかったのか考えてみよう
子どもに「片づけなさい」と言う時、私が持っていた目的は何かについても考えてみましょう。部屋をきれいにしたいから言ったのか、子どもに片づけの習慣を身につけてほしかったから言ったのか、子どもには自分の言うことを聞いてほしかったから言ったのか、などいろいろな理由がそこにはあります。
単純に部屋をきれいにしたかったから言ったのなら、必ずしも子供にやらせる必要はないかもしれません。断られたら自分が片付ければいいのです。
子どもに片付けの習慣を身につけてほしかったのなら、そうすることでどんないいことがあるのか、なぜそうしたかったのかを相手に伝えたり、一緒にその習慣を身につけられるように手伝うべきでしょう。ただそれに納得するかどうかは相手次第です。そうしてもらえるように最善を尽くすことしか親にはできません。
子どもに自分の言うことを聞いてほしい、という目的は注意して考える必要があります。子どもも小さくてもひとりの人格です。友達に自分の言うことを絶対に聞いてほしいとは思いませんし、聞いてくれなかったからと言って怒鳴ったりはしません。同様に、相手に自分の思うように動いてもらえるかどうかはすべて相手次第です。自分がコントロールできるのは自分だけ、自分以外のものはコントロールすることはできません。相手をコントロールしようとすることは執着を生み出します。カルマヨーガの精神で、ただ最善を尽くし結果を手放してみましょう。執着がなくなり、自分も楽になるはずです。
日々忙しい子育てを楽しく過ごすために、自分が持っているこうしなければいけない、という思い込みを一つ一つ手放してみましょう。親といて教えるべきことはもちろんたくさんありますが、時に必要ないこともやらなければと抱えていることがあります。ヨガの思考でその執着を手放して心地よい毎日を過ごしましょう。
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