食べようと思ったら玉ねぎに芽が!芽が出た玉ねぎは食べても大丈夫?管理栄養士が回答
玉ねぎは通年手に入れることができ、炒めものやサラダなどさまざまな料理にも使えるので、常備している方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ使おうとしてみたら、芽が出てきてしまっていた・・・なんてことはありませんか?今回は、芽が出てきた玉ねぎは食べても大丈夫なのかについて解説します。
芽が出てきた玉ねぎは食べても大丈夫!
じゃがいもの芽には毒があると言われているので、玉ねぎの芽にも毒性があるのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、玉ねぎの芽には毒性がないため、玉ねぎ本体も芽もどちらも食べることができます。
芽が出た玉ねぎは食べても健康上は問題はありません。ただ、そのまま置いておくと芽に養分が取られ、玉ねぎ本体の風味や栄養が落ちてしまうので、早めに食べきるようにしましょう。もし、臭いがおかしかったり、変色しているような場合は腐ってしまっているので、その場合は食べるのをやめてくださいね。
おいしさ長持ち!玉ねぎの保存方法
さまざまな料理に使うことができる万能野菜の玉ねぎ。ストックを切らさないように、まとめ買いしている方も多いと思います。せっかく買ったのだから少しでも長くおいしさを保ちたいですよね。ここでは、玉ねぎの保存方法について紹介します。正しく保存することで芽が出るのを防ぐこともできるので、ぜひ参考にしてみてください。
常温保存の場合は、湿気に注意!
玉ねぎは湿気や高温に弱い野菜のため、湿度が高かったり密閉した空間だと腐敗が進んでしまいます。常温で保存する場合は風通しがよく、直射日光の当たらないところで保存するようにしましょう。
常温で保存する場合は、玉ねぎを1つずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、ネットやカゴに入れて風通しのよい場所で保存しましょう。そうすれば1~2ヶ月ほど常温で保存することができます。もしスペースがある場合は、玉ねぎをネットに入れて吊るして保存しておくのもおすすめです!
梅雨や夏は冷蔵庫で保存しよう
湿気のある梅雨や高温になる夏の時期は傷みやすくなってしまうので、冷蔵庫で保存するようにしましょう。冷蔵庫保存の場合は、1ヶ月ほどで使い切るようにしてください。
冷凍保存もOK!
使い切れなさそうなときは、冷凍保存もすることができます。薄切りやくし切りなど使いやすい大きさにカットをし、小分けにしてラップに包みます。さらに保存袋に入れて冷凍すれば1ヶ月ほど保存することができます。
芽が出た玉ねぎは育てて食べられる?
玉ねぎの芽は毒性がないため食べることができ、さらに手軽に栽培することができます。玉ねぎに芽が出ているとガッカリしてしまうかもしれませんが、せっかくなので捨てずに芽を育ててみてはいかがでしょうか?
水につけておくか、土に埋めるだけで簡単に育てることができます。芽が伸びてきたら食べる分をカットをし、そのままにしておけばまた伸びてくるので、数回繰り返して食べられます。
玉ねぎの芽を食べるときは、長ネギのような使い方で食べることができます。薬味として使ったり、炒めものやお味噌汁の具材として手軽に料理に使うことができますよ。
芽がでてきてしまった玉ねぎは食べられないのでは・・・と思っていたかもしれませんが、玉ねぎの場合は毒性がないため、食べることも育てることもできます。芽が出てきたからといって捨てずに、ぜひ状況に合わせて活用してみてくださいね。
【参考文献】
・書籍「旬の野菜の栄養事典」 監修:吉田企世小
・書籍「食材の選び方と保存法」 編著:株式会社造事務所
AUTHOR
山口ミホ
管理栄養士、腸活アドバイザー。病院の栄養士を経験後、安心しながら美味しく食べられるものを作りたいという思いから、食材の味や旬、無添加を大切にするジャム専門店にて店長として従事。レシピ開発や製造・加工、店舗運営を経験。現在は腸活アドバイザーを取得し、食で体もココロも美しくをテーマに、フリーランス管理栄養士として活動。
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