更年期をこじらせている人には共通する特徴がある?更年期をこじらせないための医療へのかかり方

 更年期をこじらせている人には共通する特徴がある?更年期をこじらせないための医療へのかかり方
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高本玲代
高本玲代
2024-05-11

更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが綴るコラム連載。高本さんご自身もまさに更年期世代。わかりやすい不調だけではない更年期の影響について、体験を交えてお話しいただきます。

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更年期で受診しているけどなかなか良くならない、そんなご相談を割と受けます。よくよく聞いていると更年期をこじらせている人の医療のかかり方にはある特徴があるので、今日はそちらをお伝えしたいと思います。

更年期 医師
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1.不調の限界まで我慢をしてしまう

ちょっとした違和感を見過ごしてしまって、通院するのも困難なほどかなり深刻になってから受診をするとその分回復が遅くなるケースが多々あります。月経周期に異常がみられ「今までと体調が違うな」と思ったら是非一度受診をしましょう。

2.更年期にあまり詳しくない医師に当たってしまった

更年期については詳しい先生とそうでない先生との差が激しく、中には50歳で受診して「月経が不規則でも多少まだあるならまだ更年期ではない」と言われた方もいました。ちなみに閉経の平均は50歳で通常更年期はその前5年、あと5年ですから、これにはびっくりしました。結局その方には別の病院に行くことをお勧めし、その後即更年期と診断され治療が始まりました。念のため婦人科を受診する際は更年期外来を行っている先生を受診してみてください。事前に電話をして更年期外来を行っているか確認するのもおススメです。

3.主治医に聞きたいことがあっても質問しない

「この薬はどれくらいの期間で効くのでしょうか?」などと質問をされることがあります。処方されたお薬や今の治療、そちらについてはまさしく主治医に聞くのが大切です。医師だとなんとなく聞きづらいとうのがあるのかもしれませんが、大抵の医師はきちんと疑問に答えてくれます。後で思い出して聞きたいことができたのであれば、薬の事であれば処方してくれた薬局に問い合わせしてみても答えてくれます。また、こういった質問の漏れがない様にあらかじめ主治医に聞きたい内容は事前にメモにまとめておくのがおススメです。不安を感じたことはその場で質問していきましょう。

4.主治医に自分の希望と伝えない

例えばプラセンタ注射などは週に一度など頻繁な通院の必要があります。フルタイムの仕事で病院が遠い、などの場合は別の治療方法を相談しましょう。医師に言われたから、と希望を伝えることをあきらめる必要はありません。実際私も上記のケースで「通院が困難なので」と伝えたところ、違う治療方法に決まりました。こちらから伝えなければわからないことは多々あるので、医師に対する遠慮は無用です。

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高本玲代

高本玲代

フェムテック起業家・社会活動家。自身のウツや更年期の経験から更年期女性のケアプロ グラム「よりそる」を立ち上げる。東京都をはじめとする自治体やポーラをはじめとする 企業向けに研修を実施。NHKをはじめメディア掲載50社以上。「がんばらない更年期」 についてYoutube「更年期アカデミー よりそる」で発信中。



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