40代に豚バラ&鶏ももはNG?管理栄養士が勧めたい、40歳から積極的に食べたい〈お肉〉3つ
外で過ごしやすい季節には、キャンプやバーベキューなどアウトドアでお食事をする機会も増えます。40代は自分が楽しく過ごす時間も体のケアも大切になる時期。そのような時に大切なのがお肉の選び方です。今回は美味しいお肉も体のケアも両方大切にしたい方に、40代が注意するお肉・おすすめのお肉の選び方を管理栄養士が解説します。
基礎代謝はなぜ落ちる?
基礎代謝は年齢が増すとすこしずつ落ちてきてしまいます。そのため40代をすぎると体重コントロールが難しいと感じる方も多いです。もちろん基礎代謝を維持するために運動習慣も大切ですが、最も重要なのは日常生活の食材の選び方です。
40代が注意すべきお肉とは?
基礎代謝が落ちてくるタイミングで食材選びをしっかりしないと基礎代謝はどんどん落ちてしまいます。落ちるだけではなくお肉の選び方を間違えると体重増加の危険性もあります。
豚バラ肉
豚バラ肉は食感も柔らかくジュージーなお肉ですが、脂質の量が多くお肉の主成分であるタンパク質より脂質が多いのが特徴です。たまに食べるお肉としては問題ありませんが、日常的に豚バラ肉を使用した料理の頻度が多いと体重増加につながります。
皮付き鶏モモ肉
鶏肉はヘルシーなイメージですが、皮付き鶏モモ肉は脂質の量も多く、揚げ物にするメニューも多いですが食べる量は豚バラと同じく注意が必要なお肉になります。
40代はどのようなお肉を食べたらいいの?
体の変化がある40代からのおすすめのお肉のポイントは、良質なタンパク質を選ぶことです。管理栄養士おすすめのお肉を3つご紹介します。
ラム肉
ラム肉は低カロリーでありながら、Lカルニチンという脂肪燃焼する成分が多く含まれるお肉です。必須アミノ酸も多く含まれているため基礎代謝をあげる筋肉を効率よく増やすサポートをしてくれます。
調理の注意点としては、ラム肉には独特な匂いがあります。食べやすくするために、タレなどに漬け込み焼いたり、ハーブ塩など活用すると気軽に楽しめます。
皮なし鶏むね肉
鶏皮には脂質が多く含まれるため、皮をとった状態の鶏むね肉がおすすめです。鶏むね肉の中にはイミダペプチドという成分も多く含まれます。イミダペプチドは日常の疲労感を軽減してくれる効果があると言われています。また、鶏むね肉自体は脂質が少なく高タンパク質であることから、筋力アップやダイエット中にトレーニングなどして筋肉疲労がある方に適しています。
牛モモ肉
牛肉はカロリーが高いと思う方もいますが、牛モモ肉は赤みが多く、しっかり肉質のお肉です。牛モモ肉の中にはラム肉と同じく脂肪燃焼効果のあるLカルニチンや必須アミノ酸も含まれます。必須アミノ酸の中ですトリプトファンという成分も牛肉では有名で、睡眠ホルモンや気持ちを落ち着かせてくれるホルモンの材料となります。
管理栄養士からのアドバイス
脂質の多いお肉も40代以降は使用頻度を調整し調理方法も脂質が落ちるグリルで調理をしたり、鶏皮を剥がして調理などすると脂質も少をも実感する年代でもあります。ぜひ選び方を考えて、基礎代謝の維持や体重のコントロールに役立てましょう。
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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