あぐらが苦手な人はやってみて!仰向けなら無理な負担がかからない〈股関節のつまり感〉解消ストレッチ
股関節が硬くてあぐらができない、股関節の柔軟性をアップしたくてもストレッチ自体がつらくて…こんなお悩みはありませんか?そんな方に向けて今回は、壁を使って行う股関節のストレッチ方法をご紹介します。姿勢が楽なので続けやすいと思いますよ。
あぐらをするときの股関節の動き
股関節=開く時に動かすイメージがあるかもしれませんが、実は開く以外にも次の6つの基本的な動きが存在します。
● 屈曲:脚を前方に伸ばす、膝を曲げる
● 伸展:脚を後方に伸ばす
● 外転:脚を体の中心線から外側に開く
● 外旋:脚を太ももから外側にねじり、つま先を外側に向ける
● 内転:脚を体の中心線に向かって閉じる
● 内旋:脚を太ももから内側にねじる、つま先を内側に向ける
あぐらにはこの中の屈曲・外転・外旋の3つの動きが含まれ複数の動きを同時に行っています。股関節を開くだけでも大変に感じるのに、あぐらの姿勢を取ろうとすると股関節を曲げたりねじったりする動きも加わるのが、難しく感じるのかも知れません。
股関節の動きをなめらかに!壁を使ったストレッチ
今回は股関節の動きに少しずつ慣れるため、股関節の外側と内側への動きを繰り返すことで可動域を徐々に向上させるストレッチをご紹介します。
仰向けになって行うため関節に余計な負担をかけず、座って行うよりも楽にストレッチできます。また、壁に足をつけるので動きを安定させて行えます。あぐらが苦手な人の股関節ストレッチとしておすすめなので、ぜひ試してみてください。
<やり方>
1)お尻を壁に向けて仰向けになり、両方の膝を抱えて胸のほうに近づける(股関節の屈曲)
2)仰向けのまま両脚を上げて腰幅よりも大きく開き、膝を曲げて足の裏を壁につける
3)膝を曲げたまま、太ももから脚、膝を外側に開いていき、足の裏が壁から離れて足の外側(小指側)で壁を押すようにする(股関節の外転と外旋の動き)
4)足の裏を壁に戻していき、今度は太ももから足を内側にねじって互いの膝を近づけていく。足の外側が壁から離れて足の内側(親指側)で壁を押すようにする(股関節の内転と内旋の動き)
5)股関節の動きを意識しながら脚を開いたり閉じたりする動きをゆっくりと数回繰り返す。終わったら1)のように両膝を胸のほうに抱えて少し休む
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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