太る原因かも…入浴後に飲んではいけない、肥満リスクを高める3つの〈NG飲み物〉とは?栄養士が解説
お風呂上がりに「よりスッキリしたい!」と飲んでいる飲み物が、肥満のリスクにつながっているかもしれません。本記事では、そんなお風呂上がりや就寝前には避けたい飲み物を3つ紹介します。
入浴後NG飲み物①オレンジジュース
オレンジジュースは爽やかな風味でお風呂上がりにも合う飲み物ですが、ブドウ糖や果糖が多く含まれています。またジュースになっていることで、果物自体を食べるよりも血糖値が上がりやすいのも特徴です。入浴後且つ就寝前にオレンジジュースを飲んだ場合、睡眠中に糖質が脂肪になりやすいというリスクもあります。よって、お風呂上がりにオレンジジュースを飲むのは控えましょう。果実の香りでリラックスしたい方は、フレーバーウォーターを活用するほか、白湯にレモン汁を垂らしたホットのレモンウォーターもおすすめです。
入浴後NG飲み物②炭酸飲料
お風呂上がりに炭酸飲料のシュワっとした飲み心地を楽しみたいという方もいるでしょう。しかし多くの炭酸飲料には糖質が多く含まれています。一方でダイエットコーラなどに使用される人工甘味料には血糖値を上げる作用はありませんが、糖代謝や腸のはたらきに影響を及ぼす可能性が示唆されており、ダイエットの逆効果になる可能性もあるといわれています。よってお風呂上がりに炭酸飲料を飲みたい場合は無糖タイプをセレクトし、コップ1杯程度にしましょう。
入浴後NG飲み物③冷たい牛乳
お風呂上がりは牛乳!という方もいるでしょう。しかし、牛乳に限ったことではありませんが、冷蔵庫から出したてのキンキンに冷えた飲み物は胃腸の負担となり、睡眠の質を悪くします。睡眠の質は肥満のみならず、生活習慣病リスクにもかかわるため、注意が必要です。入浴後や寝る前に牛乳を飲む際は、ホットミルクがおすすめです。夜に飲んだ牛乳のカルシウムが睡眠中の骨形成に役立つともいわれることから、人肌程度に温めた牛乳を飲むようにしましょう。
まとめ
本記事では、ダイエット中には向かず、入浴後や就寝前にはとくに避けたい飲み物を紹介しました。ダイエットの有無にかかわらず、アルコールやカフェイン入りの飲み物もご自身のケアをする上で注意が必要です。入浴後は就寝前は、できるだけ温かく胃腸にやさしい飲み物をチョイスし、リラックスした状態でお休みください。
〈参考文献〉
AUTHOR
栗城智子
大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。
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