【料理の基本】土が残りやすい小松菜の根元、どう洗う?洗い方&下処理のコツは|管理栄養士が解説

 【料理の基本】土が残りやすい小松菜の根元、どう洗う?洗い方&下処理のコツは|管理栄養士が解説
photo by Naomi Tsubata

スーパーなどでも手に入りやすく、カルシウムや鉄など栄養が豊富な小松菜は、和え物や炒め物など色々な料理に使用できる野菜です。そんな小松菜ですが、下処理の仕方が分からないという方もいらっしゃると思います。 そこで今回は、小松菜の簡単な下処理の仕方についてご紹介いたします。

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小松菜の下処理!洗い方は?

小松菜はあくが少ないため、ほうれん草のように下ゆでをする必要はなく、生のまま調理に使うことができます。

小松菜の洗い方

1.調理法によって、生のまま炒め物などに使う時は小松菜の根元を切り落とし、お浸しなどゆでて調理する場合は十字に切れ込みを入れます。

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2.ボウルに水を張り、小松菜の根元を水に入れてふり洗いをします。根元には土や泥など汚れがたまりやすいのでしっかりと洗いましょう。(時間があれば、3分間ほど水につけ置きをすると、葉まで水がいきわたりパリッとした食感になります。また、ゆでるときも火が通りやすくなります)

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3.小松菜の葉を洗います。水を変えて葉の部分を水に漬けて洗ったら水気をきります。

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小松菜を切ってから洗う場合

1.小松菜の根元を切り落とし、残りはお好みの大きさに切ります。

2.ボウルに水を貯めて、切った小松菜を入れて洗ったらザルに上げます。

切ってから洗うと、切り口からカリウムやビタミンCなど水溶性の栄養素が流れ出てしまう可能性があるので、水につけ置きし過ぎずさっと洗うのがおすすめです。

小松菜の下処理のコツ

ゆで時間は短めに

小松菜は栄養が豊富ですが水溶性の栄養素も多いため、ゆでたり水にさらしたりすることで栄養素が流れ出てしまいます。特にビタミンB群やビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄、葉酸などはゆでることで減少してしまいます。小松菜の栄養素をそのままとるためには、ゆで時間や水にさらす時間を短くするか、ゆで汁ごと食べるスープやみそ汁などで召し上がるのがおすすめです。

レンジ調理は小松菜の栄養を逃さない!

レンジ調理であれば、水の溶けやすい栄養も逃さずとることができます。

1.小松菜は根元を切り落として洗い、お好みの長さに切ります。

2.耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱(1袋200gで500w、3分ほど)します。

まとめ

小松菜の簡単な下処理の仕方をご紹介しました。栄養を逃がさないためにも、ゆで時間や水にさらす時間は短めがおすすめです。小松菜は和洋中などさまざまな料理に使用できる食材です。今回ご紹介した下処理の方法をぜひ参考にしていただければと思います。

【参考】

JAグループ:とれたて大百科 食や農を学ぶ コマツナ

農薬工業会:料理の基本!野菜の下ごしらえについて

文部科学省:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

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津端奈緒美

津端奈緒美

管理栄養士/ライター。大学卒業後、病院の管理栄養士として栄養指導などに従事しながら社会人学生として修士課程を修了し、現在は博士課程を履修中。ライターとして栄養や健康に関する分野で科学的根拠に基づいた記事やコラムを執筆している。



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