【ストレス軽減からパフォーマンス向上まで】精神科医が推奨する「昼寝」のメリットと効果的な方法3選

 【ストレス軽減からパフォーマンス向上まで】精神科医が推奨する「昼寝」のメリットと効果的な方法3選
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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こんにちは!精神科医しょうです。昼寝と聞くと「サボり」や「怠け者」など、ネガティブな印象をつい持ってしまいがちですよね。しかし、昼寝には効果やメリットも多いんです。実際に、スペインでは「シエスタ」という昼寝の習慣があります。またグーグルといった世界的な大企業も「パワーナップ」という名前で昼寝を導入しています。では、実際に昼寝にはどんなメリットがあるのでしょうか?

昼寝のメリット

昼寝の効果やメリットとしては、主に以下のようなモノがあげられます。

1 精神的リフレッシュやストレス軽減

昼寝は短時間で疲れをリセットし、集中力や注意力を回復させるのに役立ちます。精神的にもリフレッシュ効果が期待できるでしょう。また昼寝をすることで、ストレスや疲れによる身体的な症状を軽減してくれるんですね。昼寝中に身体がリラックスすることで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、心拍数や血圧が下がることがあります。これにより、ストレスや不安の緩和につながります。

2 生産性・パフォーマンスの向上

昼寝は、脳が休息することで創造性や問題解決能力を高める効果があるとされています。昼寝中に脳がリラックスすることで、新たなアイデアや解決策が浮かびやすくなるかもしれません。また身体的なパフォーマンスを向上させるのにも役立ちます。疲れた身体が休息を取ることで、筋肉の緊張が解け、疲労が軽減されます。これにより、運動や体力を要する作業において、より効率的に動くことができます。

ではこのようなメリットを十分に得るためには、どのように昼寝をすれば良いのでしょうか?

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効果的な昼寝の方法3選!

昼寝をする適切な時間を選ぶ

昼寝をする時間帯は重要です。通常はだいたい午後1時から3時が適していると言われています。この時間帯は、体内時計が自然に眠りを促す時間帯であり、昼寝を取りやすいです。また昼寝の時間としては、大体30分以内を目安にとるようにしましょう。あまり長い間昼寝をしてしまうと「夜間の睡眠の質を低下」「眠気やだるさの増加」などのネガティブな効果をもたらす事もあるため注意が必要ですね。

快適な環境を整える

昼寝をする場所を選ぶ際には、静かで暗い環境を選びましょう。カーテンやブラインドを閉めて外部の光を遮断する。もしオフィスなどで、そのような対策ができない場合は、アイマスクを使用するのも良いでしょう。他にも耳栓やノイズキャンセルイヤホンを使用して、外部の騒音を避けることも快適な昼寝の環境を整えるのに重要なポイントです。

香りを昼寝に取り入れてみる

リラックス効果や眠りを促進する効果がある匂いを、昼寝に取り入れてみるのもオススメです。例えば

ユーカリの香り
→清涼感があり呼吸をスムーズにし、気分を爽やかにします。

カモミールの香り
→リラックス効果があり、神経を落ち着かせる働きがあります。

ラベンダーの香り
→ストレスを軽減し、心地よい眠りを促進します。

今では、アロマペンダントやコードレスのアロマディフューザーなど、香りの持ち運びができるグッズも多くあります。そのため、ぜひ自分好みの香りを昼寝に取り込んでみましょう。

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まとめ

今日は昼寝のメリットや効果的な昼寝の方法についてのお話でした。昼寝を上手に生活に取り入れることで、あなたの生活がより快適になっていけば幸いです。

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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