【精神科医が解説!】「HSP」と「発達障がい」の違いとある共通点とは?

 【精神科医が解説!】「HSP」と「発達障がい」の違いとある共通点とは?
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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こんにちは!精神科医しょうです。ネットで検索をしてみると「HSP 発達障がい 違い」「HSP 発達障がいなのか」といったキーワードが検索されている事に気が付きました。そのため、両者について混同してしまっていたり、違いがよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか?まず結論からお伝えするとHSPと発達障がいは、全く違うと言っていいほど違う概念なんですね。

HSPとは?

まずHSPとは、アメリカの心理学者アーロン博士によって提唱された概念であり、5人に1人程度の割合で存在していると言われています。

・深く処理する 
・過剰に刺激を受けやすい
・感情の反応が強く、特に共感力が高い 
・些細な刺激を察知するといった4つの特徴を持っています。

こういった特徴からHSPは、他人の感情や環境のエネルギーを強く感じ取ることができ、細かいニュアンスや気配りに敏感です。一方で過度の刺激によって疲れや、ストレスを感じやすい傾向があるのも事実です。そしてHSPは気質であり病気ではないので、病院で診断を受けることはありません。

発達障がいとは?

発達障がいは生まれつきの特性です。発達障がいには多くの種類がありますが、

・自閉スペクトラム障がい(ASD)
・注意欠如・多動性障がい(ADHD)
・学習障がい、言語障がい
・チック症、吃音などがその一例です。

このような症状から、日常生活やコミュニケーションなどさまざまな面で影響がある事も知られています。影響を最小限にするためにも、病院にて診断を受けることで、適切なケアや対処法につなげる事が重要になってくるでしょう。このようにHSPと発達障がいは、全く違うものということがよく分かりますよね。ではなぜ、両者を混同してしまう事があるのでしょうか?それは、両者に共通点があるからなんです。

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HSPと発達障がいの共通点

例えば、両者の共通点の代表的な例として、「感覚過敏」があげられます。HSPは、その敏感さや刺激の受けやすさから感覚過敏に悩む人が多いです。また発達障がいの1つ、自閉スペクトラム症(ASD)一部の方は

・特定の音に過敏である聴覚過敏
・特定の衣服の肌触りに過敏である触覚過敏
・日差しが強い屋外に対する過敏性である視覚過敏

といった特徴を持っています。また、刺激への適応の難しさや少し抽象的になってしまいますが、両者「生きづらさ」を変えやすいといった共通点もあるでしょう。このように原因は違っていても、共通点があることが両者を混同させてしまう理由だと言えるでしょう。

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まとめ

今日はHSPと適応障がいの違いについてのお話でした。両者の違いを知っておく事で、適切なアプローチやケアへとつながります。

「そういえば、違いをよく分かっていなかったかも…」
「詳しく知らなかった…」

そんな方の悩みが解消し、今回の記事が少しでも役にたてば嬉しいです。

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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