揚げ物以外にも…寝る前に食べない方がよい意外な物は?〈睡眠の質を下げない食事〉管理栄養士が解説

 揚げ物以外にも…寝る前に食べない方がよい意外な物は?〈睡眠の質を下げない食事〉管理栄養士が解説
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栗城智子
栗城智子
2024-03-09

毎日の生活が忙しく、食事と睡眠の間の時間が短くなってしまうことや、寝る前に空腹感を感じて何か食べたいと思った経験がある方もいるのではないでしょうか。本記事では、寝る前に控えた方がよい食べ物について解説します。睡眠によいとされる成分についてもあわせて紹介するため、睡眠の質についてお考えの方は参考にしてみてください。

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寝る前のNG食材①カップラーメン

カップラーメンは手軽に食べられるのがメリットですが、糖質・脂質・塩分が高い点がデメリットともいえます。寝る前に糖質や脂質が高いものを食べると、寝ている間にも胃腸がはたらき続けなくてはならなくなり、睡眠の質が下がるといわれています。また、塩分はむくみにもつながりやすく、翌日のコンディションにも響きます。よって寝る前のカップラーメンはできるだけ避けましょう。

寝る前のNG食材②揚げ物

次に紹介するのは揚げ物です。前述のとおり、胃腸に負担がかかると睡眠の質が下がるといわれており、とくに揚げ物に多く含まれる脂質は消化に一番時間がかかります。胃もたれの不快感によって寝つきが悪くなる可能性もあるため、揚げ物の料理やポテトチップスなどのスナック菓子は、寝る前は控えるようにしましょう。

寝る前のNG食材③果物

果物は食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素が含まれ、1日200g食べることが推奨されています。しかし果物に含まれる果糖(フルクトース)は中性脂肪になりやすいことが知られています。果物を食べてすぐ寝た場合、より体内に脂肪がつきやすくなります。食物繊維は胃腸にとって消化の負担にもつながり、睡眠の質を下げます。よって果物は日中に摂るのがおすすめです。

睡眠の質をアップさせるポイント

睡眠を妨げる食品がある一方で、睡眠の質をアップさせるといわれる成分もあります。代表的なものにGABAやグリシン、テアニンがあります。これらは近年、機能性表示食品のサプリメントも数多く販売されているため、気になる方はチェックしてみてください。また、より良い睡眠のためには適度な運動や入浴によってリラックスすることも重要です。

まとめ

本記事では寝る前に控えたい食べ物について3つ紹介しました。食べ物のみならず、アルコールやカフェインを多く含む飲料(コーヒー・紅茶・エナジードリンクなど)も睡眠の質を下げるため控えましょう。一方で睡眠の質を高める食べ物もあります。より良い睡眠をとることで、心身のケアをしていきましょう。

〈参考文献〉

厚生労働省|e-ヘルスネット|快眠と生活習慣

農林水産省|毎日くだもの200グラム!

厚生労働省|e-ヘルスネット|果物

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栗城智子

栗城智子

大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。



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