カレーとチャーハン、太るのはどっち?カロリー、糖質、栄養バランス…管理栄養士が比較して解説

 カレーとチャーハン、太るのはどっち?カロリー、糖質、栄養バランス…管理栄養士が比較して解説
canva
栗城智子
栗城智子
2024-03-05

カレーとチャーハンはどちらが太りやすい食事なのでしょうか。本記事では、八訂の食品成分表に記載のある「調理済み流通食品」からデータを引用し、カロリーや糖質を解説します。また、忙しい生活の中でレトルト・冷凍食品を活用している方も多いのではないでしょうか。これらを食べる際の栄養面のワンポイントアドバイスもあるため、ぜひ参考にしてみてください。

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カレーのカロリー・糖質

今回はレトルトのビーフカレーにご飯の中盛り、そして小盛りを合わせた場合のカロリーと糖質をみてみましょう。

カロリー/糖質(単糖当量)

ビーフカレー1袋(180g):214kcal/12.4g

ご飯中盛り(150g):234kcal/57.2g

ご飯小盛り(100g):156kcal/38.1g

カレー+ご飯中盛り:448kcal/69.6g

カレー+ご飯小盛り:370kcal/50.5g

 チャーハンのカロリー・糖質

チャーハンはご飯に具が入るため、1食200gとし、少し少なめの150gもチェックしてみましょう。

カロリー/糖質(単糖当量)

チャーハン1食(200g):412kcal/72.4g

チャーハン1食(150g):309kcal/54.3g

カレーとチャーハンの比較

上記のとおり、カレーとチャーハンを1食あたりのカロリーで見ると、カレーの方がカロリーが高いことがわかります。カロリーのみでみれば、カレーの方が太りやすいといえるでしょう。ただし糖質はチャーハンの方が多めであることからも、どちらが一概に太りやすいとは言いきれないことがわかります。また、数口分を控えるだけでも摂取カロリーを減らすことができます。

さらに脂質量をみてみると、カレー+中盛りご飯は16.7g、チャーハン(200g)は10.4gとカレーの方が多めです。

カレー
1食あたりのカロリーで見ると、カレーの方がカロリーは高い。photo by Adobe Stock

ダイエット中の食事ポイント

カレーとチャーハンのカロリーをメインにみてきましたが、どちらもたんぱく質や野菜が不足気味なメニューといえます。ダイエット中も過度にカロリーを減らすことなく、バランスよく食べることが大切です。また、レトルト食品や冷凍食品は塩分が多めであるため、できる範囲で副菜をプラスするなどの工夫をしましょう。

たんぱく質は生命維持はもちろんですが、ダイエット中の美容の味方でもあります。よって、カレーライスにはゆで卵をトッピングして温野菜サラダをプラスする、チャーハンのときは豆腐スープと中華風の和え物をプラスする、といった工夫をすれば、簡単に食事バランスを整えることができるため、おすすめです。

 まとめ

本記事ではチャーハンとカレーのカロリーや糖質、食事ポイントについて解説しました。カロリーや糖質のデータをチェックをするのは日々の健康作りに役立ちますが、食事全体のバランスを良くすることも心がけながら、食生活を楽しみましょう。

〈参考文献〉

文部科学省|食品成分データベース|調理済み流通食品類/洋風料理/カレー類/ビーフカレー

文部科学省|食品成分データベース|穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米

文部科学省|食品成分データベース|調理済み流通食品類/中国料理/菜類/チャーハン

厚生労働省|e-ヘルスネット|たんぱく質

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栗城智子

栗城智子

大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。



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