寒い季節こそ自分のためにあえて少し手間をかけよう。冬の体と心を温める、私のお気に入りグッズ3選

 寒い季節こそ自分のためにあえて少し手間をかけよう。冬の体と心を温める、私のお気に入りグッズ3選
吉野なお
吉野なお
2024-02-12

プラスサイズモデルでありアクティビストとしても活動する吉野なおさんによるコラム連載。

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冬になるとより体が冷えがち。夜はなんだか寝つきにくい。そんな私が、寒い冬の心と体を温める、おすすめの生活グッズをご紹介します。

私がおすすめするのはこの3つ。

①蒸篭(せいろ)
②湯たんぽ
③お灸シール


まずは1つめの『蒸篭(せいろ)』について。

蒸篭

せいろに興味を持ったきっかけは、SNSで友達がせいろを使っている様子を見て、楽しそう!と思ったことでした。「いつか肉まんを1から自分で作ってみたいな」と考えていたこともあり、収納スペースや使用頻度なども含めてしばし検討。それから思い切って買ってみたのですが、これが大正解!温野菜をもりもり食べられるし、寒く乾燥した部屋でお湯を沸かしてせいろを仕込むひとときに、心が満たされます。せいろは一年中使えますが、特に冬にぴったりな調理器具ではないでしょうか。

私が購入したのは直径21cmで2段の竹せいろ。

 

レンジで使えるスチームタッパーも簡単で良いけれど、深みのあるせいろの方がたくさん野菜が入るし、プラスチックではない天然素材で、なんだか気分も上がります。また、ステンレス製やガラス蓋の蒸し器と違って、蓋から水滴が滴って食材がビチャっとすることもないので、肉まんもふわふわに。せいろからホカホカとした湯気が漂ってきて蓋を開ける瞬間のワクワクした感じも何物にも変え難いです。

 蒸篭料理1

食材によりますが、野菜だけなら10分程度の蒸し時間で出来るので、冷蔵庫の中にある残りものを適当にポンポン放り込んでいけば、野菜の自然な甘味が感じられる一品が完成。

豚肉や鶏肉なども詰めて、蒸し野菜と一緒に香味ダレやごまダレを付けて食べれば、心もお腹も満たされて、大満足。蒸すことでお肉の脂が良い感じに落ちて、胃もたれしにくいのも良いです。

 蒸篭料理2

楽しくて美味しいし簡単。なんでもっと早く買わなかったのだろう!と思うほどです。使い込むうちにせいろを育てる感覚というか、愛が深まるような気がしています。 

次にお勧めしたいのが『湯たんぽ』。

冬になって私が特に気になるのが、足やお腹の冷えです。特に足が冷えていると夜寝つきにくい。これまでモコモコ靴下を履いたり、腹巻きを使ったりしていたのですが、鍼灸の先生におすすめされて、久々に湯たんぽを使ってみることに。

そろそろ眠くなってきたぞという夜の静寂の中で、1人黙々とケトルでお湯を沸かして湯たんぽに注ぐ時間が、マインドフルネスっぽくてお気に入りです。私が使用している湯たんぽは800mlのミニサイズですが、布団の中が一晩中ポカポカになり、朝までじんわり温かいし、湯たんぽがあると眠りも早く深くなるような気がします。

湯たんぽ

お湯を沸かしたり捨てたりという手間はありますが、自分のためにセルフケアをしてあげる大事なひとときになっています。 

3つめのおすすめが『お灸シール』。

定期的に鍼灸の施術にも通っていますが、家でも手軽にやってみたいな〜と思い、火を使わず煙のでないシールタイプのお灸を買ってみました。お灸と言っても熱いわけではなく温かいという感覚なので、初心者の方にもおすすめです。

 せんねん灸

体のどこかが冷える時や偏頭痛がする時、胃腸の調子が優れない時に、ツボに貼ってしばらくすると、体がじんわり温まってほぐれていく感じがします。ただし、食事中や食事直後は付けられないので要注意。血流がよくなりすぎて消化を妨げたり気分が悪くなることもあるそうです(詳しい使い方は説明書を読んでくださいね)

お灸 

鍼灸の先生におすすめされたのが、足にある三陰交(さんいんこう)というツボ。冷え性などの血の巡りや胃腸の不調に良いとされ、足の内くるぶしから指4本分のところにあります。

 ツボにお灸1

また、旅行にも持っていける手軽さも良いです。実は今、旅先のフランスでこの記事を書いているのですが、長時間のフライトで足がむくんでパンパンになってしまい、現地に到着してからもしばらくふくらはぎが痛みました。そこで、足の血流を良くするツボを調べてお灸シールを貼ってみることに。上から服を着ても大丈夫なので、これで外出もできます。薬以外にも体の不調にアプローチできるものがあると心強いです。

 ツボにお灸2

寒くなると家の中で動くのも億劫になってしまいますが、自分のためにあえて少し手間をかけることが、体だけではなく心も満たして温めることに繋がるのではないでしょうか。ぜひ冬の生活に取り入れてみてくださいね!

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AUTHOR

吉野なお

吉野なお

プラスサイズモデル・エッセイスト。雑誌『ラ・ファーファ(発行:文友舎)』などでモデル活動をしながら、摂食障害の経験をもとに講演活動やワークショップのほか、ZOOMでの個人セッションも行っている。mosh.jp/withnao/



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