【寒さで首がすくんでない?】首こりがもたらす危険とは!?1分でできる「首ほぐしヨガ」
朝晩の冷え込みが進み、気がつくと寒さで首がすくんでいませんか? そのような姿勢が続くと首こりだけでなく、肩や上半身全体もこってしまいます。今回はいつでもどこでも簡単にできる「お手軽首ほぐし」をご紹介します。
どうして寒くなると首がこりやすくなるの?
筋肉が多く集まる上半身
そもそも首から背中にかけての筋肉量は多く、首の前側には胸鎖乳突筋、横側には肩甲挙筋、後ろ側には背中まで続く僧帽筋があります。それらの筋肉が、ボーリングの玉と同じほどある重さの頭を支えるために活躍してくれているのです。
筋肉が硬くなって「こり」が発生する
寒い日が続くと、両手を抱えて寒さをしのぐ動作をしたり、上半身に力が入りやすくなってきます。こりや不調の原因は、筋肉が硬くなって血管を圧迫することによる血流の悪化。血流が悪化すると疲労物質が流れにくくなり溜まってしまい、末梢神経を傷つけてしまうため、首や肩にこりや痛みを感じやすくなる、というわけです。
首と肩は別々に捉えられがちですが、首から肩、そして背中まで筋肉が繋がっています。首をほぐしてあげるだけで肩こりや頭痛の改善に繋がることもあるので、紹介する首ストレッチをぜひ試してみてください。
ストレートネックも首こりの原因に
ストレートネックとは、姿勢が崩れ本来は頭を支えている頸椎(背骨の首部分)のカーブが頭に引っ張られて、前のめりになり真っすぐな状態になっていることを表します。ストレートネックの人の割合は、今や日本人の8割~9割と言われていることを知っていますか?
特に日中デスクワークで座っている姿勢が多く、家でもスマートフォンが手放せないという人は要注意。肩の真上に耳が来る位置を意識して背骨を伸ばし、背骨の真上に頭を乗せるように心がけましょう。
1分で終了!首こり解消ヨガ
1、立っても座ってもOK。背骨をまっすぐ伸ばし、脇の下にスペースができる程度に両腕を広げて、指先は真っすぐに伸ばします。
2、息を吸って吐きながら頭を右側にゆっくりと倒しましょう。
3、息を吸いながら頭を起こし、吐きながら今度は左側に倒します。
4、息を吸いながら頭を起こし、再度右側に頭を倒し左の肩を下げます。右手で左の鎖骨を触り、手のひらで下に押すようにして、筋肉を伸ばしていきましょう。目線は右下に向けます。
5、息を吸いながら頭を起こし、左側も同様に行います。
詳しい説明は動画でもご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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