【更年期世代のストレス過食】原因と対策!食欲をコントロールする「ツボ押しケア」
食欲の秋がやってきました。しかし、40代、50代になると、なぜか食欲が止まらない、逆に食欲が出ないということが、季節関わらず起こりやすくなります。なぜ食欲が増減しやすくなるのか、その原因と、食欲をコントロールするための簡単なツボ押しケアをお伝えします。
ストレスで分泌されるホルモンが食欲に大きく影響する
先日、このようなご相談がありました。
お腹がすいているわけではないのに、気づけば冷蔵庫を開けています。特に40代になってから、この傾向が強くなったように感じます。仕事や家庭のストレスがたまると、ついつい食べ物の手が伸びてしまうのはなぜでしょうか(45歳・女性)
ストレスが溜まると、やけ食いしてしまったり、つい食べ物に手が伸びてしまったり、ということはよくありますよね。今回は日常のストレスが食欲に与える影響と、対策やケアについてお伝えします。
食欲は、ストレスがかかると分泌が増えるホルモンと大きく関係しています。ストレスがかかると、私たちの体内では「ノルアドレナリン」と「コルチゾール」という2つのホルモンの分泌が促されます。これらのホルモンが、食欲に大きな影響を与えます。
強いストレスで分泌されるノルアドレナリンは食欲を減らす
職場で大きな失敗をした、失恋したときに、食欲がなくなってしまった…といったような経験はないでしょうか。このときに関連していると考えられるのがノルアドレナリンです。
ノルアドレナリンは、強いストレスに反応して急速に分泌されます。このホルモンは、戦うか逃げるかといった反応を引き起こすことから「闘争か逃走ホルモン」とも呼ばれます。大きなストレスに対応するために分泌され、増えると食欲が減る傾向があります。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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