痛い?痛くない?人生初めての鼻うがい体験談|鼻うがいするときにやってはいけない姿勢とは?
皆さんは鼻うがいをしたことありますか?「鼻に水を入れるなんて痛そう…」「鼻の奥に入ってしまわないのかな?」と、ちょっと不安に思う人もいるかもしれません。そこで実際に、筆者が人生初の鼻うがいに挑戦!インドでヨガを学んだヨガ講師から教わった、鼻うがいのダメ姿勢&よい姿勢もご紹介します。
鼻うがいの効果
片方の鼻の穴から水を流し入れ、反対の鼻の穴から出していく鼻うがい。いったいどのような効果があるのでしょうか?
鼻うがいは、喉のうがいと同じように、鼻の中をキレイにする効果があると言われています。外部から侵入したホコリや花粉などを洗い流すことができると考えると、気分もスッキリとしそうですね。ただし、注意点もあります。鼻うがいには真水ではなく食塩水を使用しますが、その温度や濃度が適切でない場合、炎症を起こしてしまうことがあります。また鼻うがい後にきちんと鼻をかまないと、副鼻腔炎を引き起こす可能性も考えられます。体調面で心配なことがあれば、必ず医師や専門家にご相談ください。
鼻うがいとヨガ
鼻うがいは、ヨガの浄化法のひとつ「ジャラ・ネーティ(水を使った浄化法)」として、古代から実践されてきたそうです。16世紀頃に記されたとされるヨガの代表的な経典「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」では、「ネーティは頭蓋(頭、額)を清めてくれ、天眼を与えてくれる。肩より上の病気を破壊する※」と、その効果も記されています。
※「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」第2章30節 訳・解説 成瀬貴良
鼻うがいに必要な道具とやり方
今回、人生初めて鼻うがいを行うにあたり、インドでヨガを学んだヨガ講師から直接やり方を指導していただきました。まずは必要な道具とやり方をご紹介します。
準備するもの
・鼻うがい用の小さなポット(ヨガでは「ネーティ・ポット」と呼ばれます)
・塩水(人肌に覚ましたお湯に対し、岩塩などのミネラル塩を約1%混ぜる/お湯200ccに対して塩2g)
やり方
1.塩水を入れたポットの先を、片方の鼻孔につける
2.ポットをつけた側の鼻孔が上になるように、顔を真横に傾ける
3.口で呼吸をしながら、ポットから塩水をゆっくり注ぐ(塩水は反対側の鼻孔から出ていく)
4.反対側も同様に行う
5.最後は鼻をかみ、残った液を出す/使い終わったポットを洗い、乾かす
要注意!鼻うがいの時のダメ姿勢とは?
一番のポイントとなるのが、鼻うがいを行う時の姿勢です。まずはよい姿勢からチェックしていきましょう。
◎よい姿勢:鼻孔が床に対してまっすぐ垂直に並んでいる
×ダメ姿勢:顔が下や上を向きすぎたりして、鼻孔が床に対して垂直になっていない
筆者自身が初めて鼻に塩水を注いだ時、なんと顔が上を向きすぎる「ダメ姿勢」で行ってしまったのです。その結果…鼻の奥に塩水が入りそうになり、激しくむせて、鼻や口から塩水を吐き出しました。気を取り直して、鏡で顔の向きを確認しながら行ったところ、今度はちゃんと反対側の鼻から塩水が流れ出してきました。鼻うがい、成功です!(痛みは全くなく、ホッとしました。)皆さんも鼻うがいをされる時は、姿勢によく気をつけて行ってみてください。
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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