【花粉の時期には気を付けて】「食べるもの」で症状がひどくなる?花粉症を悪化させる食べ物3選
冬が終わり暖かくなってきたと感じる3月は嬉しい反面、花粉症の人にとっては辛い時期でもあります。目が痒くなったり、止まらない鼻水にくしゃみ。そんな花粉症、実は「食べるもの」で症状が強くなってしまうんです。
1、油っこい食べ物、揚げ物
油分の多い食べ物、揚げ物は、アルデヒドという体にとって毒となる物質が含まれやすくなります。
特に調理してから時間の経っている揚げものや、外食時の揚げ物には注意!スーパーのお惣菜やコンビニの揚げ物や外食店の揚げ油は長時間加熱してあり油の酸化が進んでいます。且つ、油の品質自体もコスト重視の場合が多く、身体に良い油とは言えません。
揚げ物が食べたくなったら、お家で「低温圧搾」の菜種油やオリーブオイルや無臭ココナッツオイルを使って、揚げ物を楽しみましょう。
2、お酒、アルコール
飲み会の翌日は花粉症や鼻炎などアレルギーが酷くなる…と感じてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
お酒は胃腸から吸収され、肝臓で代謝されます。このアルコール代謝の過程で作られるアセトアルデヒドは、先ほど出たアルデヒドの仲間で、体にとって毒となる物質です。
アセトアルデヒドは、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という物質を細胞からたくさん出させるような作用があるのです。そのため花粉症の症状が悪化するようです。
また、アルコールによって体の毛細血管が拡張するので、鼻や喉の粘膜が腫れやすくなり、より敏感になります。これにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状がひどくなってしまいます。
3、超加工食品
超加工食品とは「糖分、塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品。硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を付与して、工業的過程によって作られる、常温でも保存することができ、日持ちする食品」のことです。
文字で見ると難しい感じがしますので具体例を挙げると、菓子パン、スナック菓子、カップ麺、ポテトチップス、冷凍ピザ、クッキー等です。わりと日常的に食べてちゃってる方、多いのではないでしょうか。
超加工食品の何が花粉症を悪化させるかというと、腸や体内の炎症を引き起こし、また促進させてしまうことで花粉症状の悪化に影響してしまいます。腸は免疫システムの調整に非常に重要な場所です。そこが炎症してしまう事で、免疫の過剰反応である花粉症が強く出やすいという事です。
いかがでしたか? 私自身、5歳から筋金入りの花粉症もちで悩んでいましたが、これらの食べ物に気を付ける事で薬なしでも過ごせるようになりました。花粉症でお悩みの方は、ぜひ、この季節だけでもしっかり気をつけてみて下さいね。
参考文献:
Ultra-processed foods as a possible culprit for the rising prevalence of inflammatory bowel diseases
AUTHOR
立山貴美恵
6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。
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