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意外に知らない【男性ホルモンが減るとどうなる?】「男性更年期に起こること」とその対策|医師監修


最近、周りの男性やパートナーが「最近なんだか元気がないな」「この頃ちょっと太ってきた」。そんな方はいないでしょうか。もしかしたら、男性ホルモンの「テストステロン」が低下して起こる男性更年期症状かもしれません。今回は、男性更年期の特徴と対策ケア方法をご紹介します。
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男性ホルモンは体・心・性行動すべてに作用する
先日このようなご相談をいただきました。
「夫のメタボが止まりません。また、仕事で疲れているようなのですが、夜も眠れていないようで心配です。最近テレビで男性にも更年期があることを知ったのですが、男性ホルモンが減るとどうになっていくのでしょうか」(50歳・女性)
「テストステロン」とは、男性ホルモンの名称です。思春期に急激に分泌量が増え、20代をピークにその後は緩やかに減少していきます。テストステロンは、主に三つの大切な役割をもっています。
1つ目は、体を作る役割です。筋肉や骨格の成長を促して、がっちりとした体を作ります。
2つ目は、心のバランスを保つ役割です。テストステロンは大脳に作用して、前向きな思考や決断力を高めます。気持ちを前向きにする、やる気を出すなど、精神面にも作用をして心のバランスを保っています。
3つ目は、性行動(セックス)を可能にする役割です。テストステロンは、脳内物質のドーパミンを分泌させます。ドーパミンは信号を骨盤神経に送り、勃起を促します。
このように、テストステロンは、「体を作る」「心のバランスを保つ」「性行動を可能にする」という3つの大切な働きをしています。
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