ちょっときついけど効果抜群!【浮き輪肉撃退】ぺたんこ&くびれを手に入れる「賢者のポーズ」
少しずつ春の気配を感じるとともに、冬の間に溜めこんだお腹のお肉が気になり始めたという人も多いのではないでしょうか。お腹周りに脂肪が付きやすい理由と、お腹の肉を撃退する鍵となる「腹斜筋」を鍛える方法をご紹介します。
浮き輪肉がつく原因とは?
加齢による基礎代謝の低下
加齢とともに浮き輪肉が付きやすくなります。原因のひとつは基礎代謝の低下。基礎代謝とは私たちが何もしていない状態で、身体の生命維持(内臓の働きや身体の成長、修復など)のために行われるエネルギー消費のこと。このエネルギーは摂取した食物の栄養素が分解され作られています。基礎代謝は10代半ばにピークを迎え年齢と共に減っていきます。
消費されずに余ったエネルギーは脂肪に変わり、身体に蓄積されます。余った脂肪は腹部周辺につき、さらに内臓下垂や冷えなどの原因も合わさり浮き輪肉となります。
運動不足など冬ならではの原因も
イベントが多く食事量が増えたり、寒さで運動不足になりやすい冬は、さらに脂肪を溜め込みやすくなります。
くびれを作るために大切な「腹斜筋」
脂肪撃退のポイントは筋肉量を増やすこと。消費エネルギー量がアップし&基礎代謝が向上することで脂肪燃焼に繋がり、太りにくい身体が作られます。
腹斜筋を鍛えてペタンコお腹に
一般的に「腹筋」と呼ばれる腹部の筋肉は、実はいくつかの層になって胴体を動かす役割を果たしています。腹筋全体をバランスよく鍛えることも重要ですが、今回注目したい部位は「腹斜筋」。
内腹斜筋と外腹斜筋で構成されている腹斜筋は、上半身をねじったり側屈するときに使われ、両サイドから内臓を正しい位置で支えたり、姿勢を保持のために役立ったりと、重要な役割を担っています。スッキリとした脇腹やくびれのあるボディラインを作るためには腹斜筋を鍛えることが不可欠です。
腹斜筋を鍛える賢者のポーズ
ヨガポーズのひとつである「賢者のポーズ」は、横向きになった身体を腕や体幹を使って支えるやや難易度の高いポーズ。難易度別に4段階に分けて紹介するので、自分の筋力や柔軟性に合わせてできるポーズをチョイスしましょう。
※身体に痛みや違和感がある場合は、無理にポーズを行うことは避けましょう。
ポーズのポイント
・腰が下がりすぎないよう、身体のラインが一直線になるよう意識しましょう。
・ひじが過度に反らないよう注意しましょう。
・床についた手のひらに全体重を乗せるのではなく、体幹の力で身体を支えます。
・腹斜筋をはじめとする脇腹の筋肉で全体を使って、上半身を持ち上げるイメージで行いましょう。
初級者編
①四つん這いの姿勢になり両手は肩の真下に置きます。(指先はマットの短い辺に向ける)
②右手を腰に添えながら身体を右へ開き、右脚を左脚の前につきましょう。
③左脚はまっすぐ伸ばし小指側の側面をマットにつけます。
④右手を天井方向に持ち上げてゆっくりと上を見上げましょう。(首に違和感がある場合は目線は正面でもOK)
⑤身体を安定させ深い呼吸を3~5呼吸キープします。
⑥右手をゆっくりとマットに下ろし、四つん這いの姿勢に戻りましょう。
中級者編
①【初級者編】の状態から右脚を左脚の上に重ねて揃えます。難しければ左脚の後ろに下ろしても構いません。
②身体が安定したら深い呼吸を3~5回行い、状態をキープします。
③右手→両膝の順にゆっくりとマットに下ろし四つん這いの姿勢に戻ります。
上級者編
①【中級者編】の状態から右脚をマットと平行の位置まで持ち上げて、膝を曲げて右足裏を左脚の付け根に置きます。
②身体が安定したら深い呼吸を3~5回行い、状態をキープします。
③曲げた右脚を伸ばした左脚に重ねたら、右手→両膝の順にゆっくりとマットに下ろし四つん這いの姿勢に戻ります。
上級者編のアレンジ
①【上級者編】の状態から右手で右脚の親指をつかみ上に引き上げましょう。
②身体が安定したら深い呼吸を3~5回行い、状態をキープします。
③ゆっくりと手を放し右脚を左脚を揃えたら、右手→両膝の順にゆっくりとマットに下ろし四つん這いの姿勢に戻ります。
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
chihiro
主に子育て世代の方々に向けて毎日を健やかに過ごすためのヨガやセルフケアをお伝えしている。コロナ禍の2021年に″おうちヨガを習慣にしながらママたちがゆるやかに繋がることのできる場が作れたら″という思いから「育児とヨガのオンラインサークルEn〈エン〉」をスタート。「ジャーナリング講座」「アンガーコントロール講座」など心を整えるための様々な講座も開催中。
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